TDホーム京都南様より、フランス瓦イメリスTC オメガ10での屋根瓦施工をご依頼いただきました。
TDホーム京都南様は、フレンチカントリー調や和モダンといった個性豊かでとても魅力に溢れる邸宅を数々手掛けておられます。今回は屋根の一部にフランス瓦を採用いただきました。
外装工事が終わり、足場が外れたところです。
瓦施工前の防水透湿シート葺きの状態です。
このルーフラミテクトRXは特に遮熱・透湿性に優れ、野地板の結露を防ぎます。
瓦留め付けの桟木を取付けます。
引掛け瓦桟工法と呼ばれる施工工法で、瓦の裏に付いているツメをこの桟木に掛けて、ステンレススクリュー釘で留め付けます。
和・洋瓦を問わず、今はほとんどの瓦がこの工法で施工されております。
軒先に見えます黒い櫛状のものは鳥除けで、バードストッパーと言います。
瓦の軒先口からの侵入を防ぐものですが、これも輸入瓦独特の役物です。
色々な発想があるものですね。
瓦を仮並べして、割り付けを確認します。
瓦を葺き始めますが、サイドのケラバ(袖瓦部)をご覧下さい。
ここも丸い瓦で納めます。この丸いケラバが可愛らしい雰囲気を醸し出してくれます。
これも輸入瓦独特のものです。
また、ご覧のようにこの瓦は一枚一枚が色や模様が違います。
これは瓦を高温で焼く際に、瓦の表面に付けられたエンコベと呼ばれる化粧土の効果です。
薄く汚れた様な模様が出ますが、これもまたエイジング感を出すため更に風合いが増します。
壁際に白い漆喰を詰めます。
瓦の色彩・風合いと白い漆喰がとても良く合います。
葺き上がりました。とてもいい感じです。
こちらは玄関の上の庇になるところです。
輸入瓦というところで、物珍しさや見栄えといった感じが先行しそうなものですが、国産の三州瓦と同等以上の性能を持っております。
寒冷地でも問題無く使用でき、メーカーによる30年保証も付いておりますので、安心してお使いいただけます。
ご興味をお持ちの方は是非お気軽にお問い合わせ下さい。