2014年6月の一覧

宇治市M様邸カラーベスト屋根カバー工法葺き替え工事


M様より葺き替え工事をご依頼頂きました。

葺き替え前のカラーベスト屋根ですが、経年劣化で表面は塗面が流されて、スレート生地が剥き出しの状態です。

各所に割れ、瓦の抜け落ちが見られ、これ以上の放置は雨漏りの原因になる為、葺き替える事になりました。

 

 

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既存のカラーベストを撤去という選択もありましたが、この頃のカラーベストは石綿を含有するため、撤去すると処分費が莫大なものとなり工期の長期化などから判断しまして、カバー工法をお薦めいたしました。

カバー工法はめくらず上から重ね葺きをするもので、撤去時のアスベストの飛散を防げ、工期も短縮でき、費用も撤去処分費と比較しましても 概ね安く出来ます。屋根が重たくなるのでは?といった懸念もありますが、もともとカラーベスト自体、土葺き瓦などに比べると軽量のため建物躯体に影響を与える事はほぼ有りません。

 

 

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 まず板金、木下地などを撤去して、屋根面をフラットにします。

 

 

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 ルーフィングを下葺きします。

 

 

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 捨谷、谷樋等、板金役物を取り付けていきます。

 

 

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本体瓦を葺いていきます。この瓦は、天然石付ガルバリウム鋼板屋根材といいまして、錆に強いガルバリウム鋼板を成型してとても細かい天然石チップを吹き付けまして、クリアコートを施した屋根材です。

金属瓦なので、軽量で天然石を吹き付けているため、経年劣化による変色がほとんど無く、長期間メンテナンスフリーとなります。

また表面が石粒のため 雨音の消音効果があり、トタン屋根の様に雨音が気になる事はありません。

波状のため 野地との間に、空気層が出来、断熱効果もあります。

 

 

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仕上がりました。

この屋根材は30年程前にニュージーランドで開発され、近年日本でもよく使われています。

日本とニュージーランドは四季があり、雨が多く湿度も比較的高いなどと、気候的に似ている所があります。

当地で30年の実績がありますので、日本でも安心して施工できます。

外観は洋風邸宅がマッチしますが、複数社のメーカーがあり、様々な商品ラインアップがございますので 和風邸宅に合う商材も数多く取り揃えられます。

是非、お気軽にお問合せ下さい。

M様 ありがとうございました。

桧皮葺き小宮さん鬼銅板巻 箱棟銅板包


桧皮葺きの奥廣工匠様より鬼銅板巻 銅板棟包のご依頼を頂きました。

桧皮葺きとは社寺建築に多く見られる手法で、桧の樹皮を、幾重にも重ねて屋根を葺く工法です。

金閣寺など有名な社寺が数多くこの手法で葺かれています。

今回は小宮さんを葺き替えとの事で、ご依頼頂きました。

 

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鬼を銅板で巻きます。

銅はその特性上、軟らかく、熱伝導率に優れ、曲げ、打ち出しなど加工性に優れております。

鬼の形に沿うように、曲げ加工を施していきます。

 

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鬼を取り付け、箱棟の天場を銅板で被っていきます。

後は、鬼の正面に木彫りの菊の御紋を取り付けて、完成です。

 

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弊社では、住宅、社寺の銅屋根、銅樋、その他銅加工物などを、自社施工にて受注させて頂いております。

また 住宅の一文字腰葺きにおきましては、一文字瓦と銅板葺き屋根との取り合いの所で、腐食による穴開き等で、雨漏りが発生するケースが数多く見受けられます。ご自宅の屋根にお心当たりのある方は、早い目の点検、修理をお薦めいたします。

ちなみに葺き替えした小宮さんは、二尊院さんのものだそうです。