上京区西陣のI工房様より、御茶室の屋根葺き替え工事をご依頼頂きました。

 

 

 

 

P8180923 P8180925 P8180926 P8180927

I工房様は築140年と由緒ある京町屋で、お茶室を数奇屋造り設えておられ その屋根は柿葺き(こけら葺き)と呼ばれる伝統的な手法で葺かれてますが、葺き替えの時期を迎えましたので、今回は総銅板による一文字葺きでご依頼頂きました。

 

 

 

P1080813 P1080814

大工さんが解体作業に取り掛かり、柿葺きを撤去して新しい木下地を施します。

その上にライナールーフィングを下葺きします。

 

 

P1080820

軒先に唐草と呼ばれる部材を取り付けます。

 

 

P1080824 P1080830 P1080835

銅板一文字葺きに取り掛かります。

 

 

P1080840  P1080844

この屋根は腰葺き一文字と呼ばれる銅屋根と日本瓦との合わせ葺きです。

この葺き方は伝統的な手法ですが、瓦と銅板との接点部が雨滴により経年劣化で穴が開く事が多いため、接合部は銅板を二重にします。

 

 

P1080843

瓦を葺き戻すため 葺き土を入れ、元通りに納めていきます。

 

 

P1080846

天窓が設えてある為、ここも銅板で包みます。

 

 

P1080847 P1080848 P1080850 P1080853

もう一度大工さんが入り、笠を造り付け そこも銅葺きをして、完成しました。

真新しい銅屋根はピカピカに光りますが、少しずつ変色をして 褐色 そして最後には緑青色へと変化していきます。

そこに趣きが感じられますね。数十年かけて変化していく様は、銅ならではの醍醐味といえます。

ご依頼下さった I工房様 有難うございました。