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下京区 T様 土蔵外装改修工事


 下京区のT様より土蔵の土壁や屋根の一部改修工事のご依頼を受け工事をさせていただきました。

 

 

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長期に及ぶ経年劣化と一昨年の台風の被害で土蔵の壁や屋根は深刻なダメージを受けていました。

 

 

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台風が過ぎ去った後、他の業者さんが応急処置に来たそうですが、手に負えなかったらしくブルーシートを掛けてそのまま放置されてしまったそうです。

 

 

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T様よりご連絡を受け、現場に急行した私たちはブルーシートより更に丈夫なUVシートを掛けて今しばらく工事着手までお待ちいただきました。

 

 

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土蔵に続く平屋の瓦屋根は手の施しようが無く、一度屋根を解体することとなりました。

 

 

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ブルーシートからの雨漏りがあり、垂木も腐食しています。

 

 

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既存の垂木は取り払い、新設しました。

 

 

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12mm構造用合板を張り、ゴムアスファルトルーフィングを敷きます。

 

 

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 他の屋根面も同様の作業を行います。

 

 

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蔵の正面屋根は崩落しかけており、大屋根の軒天もほとんどの土壁が落ちてしまっていました。

この屋根は全て解体してやり替えする事にしました。

 

 

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壁を残し、屋根の撤去作業を終えました。

ここから新しい柱や梁を組み立てていきます。

 

 

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残した柱や梁と新しく建てた柱や梁を組んでいきます。

大工の知識と経験、技量が問われる所です。

刻みと言う最も重要な工程を経て建てていきます。

刻みとは、柱や梁に墨付けを行い計算通り組み上がるように材木を加工する工程です。

 

 

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こういった加工です。

 

 

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次は垂木を流し、12mm構造用合板を張っていきます。

 

 

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合板を張った後、ゴムアスファルトルーフィングを敷きます。

 

 

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屋根材は嵌合式立平葺きを採用しました。

施工性に優れ、軽くコストパフォーマンスも抜群の屋根材です。

 

 

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シンプルで軽い屋根が葺き上がりました。

ここからは土壁の改修工事をご紹介させていただきます。

土壁は京町家や蔵の壁に多く、適度に湿気調節を行ってくれるなど日本の四季、風土に適した壁であります。

ただ、編んだ竹に土を何層にも塗り重ねその都度乾燥させるといった作業はとても時間が掛かり、またその作業を行える熟練左官工の減少や、材料費・施工費の高騰などにより土壁は敬遠されるようになりました。

ここT様の土蔵におきましても、土壁の復旧では無く、土壁を落とし木下地にモルタル塗り・外壁塗装という改修工法を採用しました。

 

 

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土壁の土を落とします。

厚みは10cm以上あり、廃棄される土は相当な量になります。

編んだ竹の下地が露出するまで落とします。

 

 

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虫籠窓の造作に取り掛かります。

虫籠窓とは、京町家や蔵の壁によく見られる縦格子の窓で採光や通風のため設置されています。

 

 

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モルタル塗外壁のための下地を造っていきます。

 

 

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木下地が出来れば防水フェルト紙を貼り、ラスを張ります。

ラスとは、金網状でモルタルを食いつかせるために張り、これが無いと防水フェルト紙にモルタルはつきません。

 

 

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下塗りを終えました。

モルタル塗外壁は通常下塗りと上塗りの二層塗りで構成されます。

 

 

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モルタル上塗りの前にクラック防止グラスファイバーシートを張ります。

このシートは下塗りと上塗りの間に伏せ込む事により、乾燥時の初期クラックを防ぎ乾燥硬化後は地震などによる外壁の崩落や剥離を極力防ぎます。

またクラックの発生を抑えるため、長期に渡り美観を維持出来ます。

 

 

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モルタル上塗りが完了しました。

この上にリシンを吹いて、水性シリコン系塗料を塗っていきます。

 

 

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最後に雨樋を掛けて、足場を払い完成です。

 

 

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蔵の壁、屋根共に美しく生まれ変わりました。

大屋根は悪いところは部分補修をしました。

軒先は石持一文字瓦で棟は京箱棟の伝統的な仕様のまま外装は一新し、更に数十年風雨に耐えられるように仕上げました。

 

T様 当社に工事をお任せいただきまして誠にありがとうございました。

 

上京区 Y様邸 カバー工法による葺替え工事


上京区在住のY様より、カバー工法による屋根葺替え工事をご依頼いただきました。

薄物化粧スレート瓦(カラーベスト)の葺替え工事として近年ポピュラーな工法となりました既存屋根材を撤去せずに重ね葺く工法で、当社の一年間の屋根工事施工実績におきましても1、2の取扱い量となっております。

 

 

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    工事前

 

ご存じの方も多いと思いますが、上の写真のような屋根がカラーベスト屋根と呼ばれているものです。

長い年月風雨や太陽光に晒されて表面塗装は劣化し、本来の色を失ってしまいます。

 

 

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カバー工法と言いましても、何も手を加えずに上から屋根材を被せる訳ではありません。

不要となる板金水切りや棟包みなどは取り払います。

 

 

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写真右側のケラバ部に木下地を取り付けます。

本来入っていなければいけないものが無かった場合はこのように取り付けていきます。

 

 

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ここからは屋根に直接板金役物を取り付けていきます。

これは軒先水切りです。

 

 

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全体を防水シート(ゴムアスファルトルーフィング)で覆い、頂上部(棟部)に換気のための開口を設け漏水防止の水切りを取り付けます。

 

 

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棟包みを固定する木下地を取り付け、開口部を囲っていきます。

 

 

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軒先から棟に屋根材を葺き上げていきます。

棟の木下地は腐食を防ぐため、防水シートで覆い被せます。

 

 

 

 

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棟際の最後の屋根材は20mm程度の立ち上げを施し、棟部への雨水の侵入を防ぎます。

更に15x15mmの黒いスポンジ状のエプトシーラーと呼ばれる防水材を貼り付け、二重の防水堤とします。

 

 

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覆い被せてた防水シートの真ん中をカッターナイフ等で切り開け、開口部を露出させます。

 

 

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最後の水切りを取り付けます。

 

 

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棟包みを被せてビスでしっかりと固定します。

棟包みに多数の孔が見えますが、ここから屋根内部の空気が放出される仕組みです。

取り付ける手順を最初からご紹介させていただいた訳ですが、幾重にも施した防水処置により雨漏りを防ぎます。

この換気棟を取り付ける事により小屋内の温度上昇の抑制をはかり、少しでも夏場の室内を快適にお過ごしいただけるよう、当社では取り付けをお薦めいたしております。

 

 

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葺替え工事が完了しました。

こちらの建物は京都特有のウナギの寝床と呼ばれる奥行きの深い敷地に建てられています。

地域密着型の屋根・リフォーム会社である当社は、京都特有の物件の工事を得意としています。

 

最後にY様、この度は大切な屋根の工事をお任せいただきまして誠にありがとうございました。

N様邸 葺き替え工事


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1.エリア名・お客様名

N様

2.工事内容

葺き替え工事

3.当社をどこでお知りになりましたか?

 当社ホームページ

4.当社にお決めになる際に重要視されたことは何ですか?

担当者の対応(見積り時の応対(現場、メール)で信頼できると感じたため

5.今回の施工に至るまでに他社様でもお見積りをご依頼されましたか?

 はい (1社)

6.当社の担当者の対応はいかがでしたか?

大満足

7.当社の担当者の技術・対応はいかがでしたか?

大満足

8.工事内容にはご満足いただけましたか?

大満足

9.次回も当社にご依頼いただけますか?

依頼する

10.ホームページにアンケートの回答や施工写真を掲載してもよろしいですか?

 はい

その他ご意見、ご感想、ご不明な点、担当者に一言などございましたらご記入をお願いいたします。

私は大昔(約40年前)に屋根屋さんのお仕事をしていましたが、ドロをこねてたたみの切はしをきざんで入れて、屋根に盛り・・・

仕事の仕方も、何けんも掛け持ちで少し仕事をしては次の家に移るようなことでした。

秀和さんは近代的な作業で、てきぱきと担当者の方も作業してもらって天気にもめぐまれ工期の約半分でできました。

本当に満足しています。

北区 K様邸 屋根工事


Inkedimg20200601_11511032_LI※アンケートをクリックすると大きく見れます。

1.エリア名・お客様名

北区 K様

2.工事内容

屋根工事

3.当社をどこでお知りになりましたか?

 当社ホームページ

4.当社にお決めになる際に重要視されたことは何ですか?

価格、担当者の対応

5.今回の施工に至るまでに他社様でもお見積りをご依頼されましたか?

 はい (1社)

6.当社の担当者の対応はいかがでしたか?

大満足

7.当社の担当者の技術・対応はいかがでしたか?

大満足

8.工事内容にはご満足いただけましたか?

大満足

9.次回も当社にご依頼いただけますか?

依頼する

10.ホームページにアンケートの回答や施工写真を掲載してもよろしいですか?

 はい

その他ご意見、ご感想、ご不明な点、担当者に一言などございましたらご記入をお願いいたします。

全てにおいて迅速に対応して下さり、また疑問質問に関しても、とても丁寧に説明下さり、安心してお任せすることが出来ました。

近所の方にもきちんと気を使って接して下さったことにも満足しています。今後も頼りにさせていただきたいと思います。

ありがとうございました。

北区 S様邸 屋根工事


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1.エリア名・お客様名

北区 S様

2.工事内容

屋根工事

3.当社をどこでお知りになりましたか?

 当社ホームページ

4.当社にお決めになる際に重要視されたことは何ですか?

プラン、価格、担当者の対応

5.今回の施工に至るまでに他社様でもお見積りをご依頼されましたか?

 はい (1社)

6.当社の担当者の対応はいかがでしたか?

満足

7.当社の担当者の技術・対応はいかがでしたか?

満足

8.工事内容にはご満足いただけましたか?

満足

9.次回も当社にご依頼いただけますか?

依頼する

10.ホームページにアンケートの回答や施工写真を掲載してもよろしいですか?

 はい

その他ご意見、ご感想、ご不明な点、担当者に一言などございましたらご記入をお願いいたします。

次回もよろしくお願いいたします。

右京区 C様邸 屋根工事


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1.エリア名・お客様名

中京区 C様

2.工事内容

屋根工事

3.当社をどこでお知りになりましたか?

 知人の紹介

4.当社にお決めになる際に重要視されたことは何ですか?

担当者の対応(すぐにご連絡いただけたので。)

5.今回の施工に至るまでに他社様でもお見積りをご依頼されましたか?

 いいえ

6.当社の担当者の対応はいかがでしたか?

大満足

7.当社の担当者の技術・対応はいかがでしたか?

大満足

8.工事内容にはご満足いただけましたか?

大満足

9.次回も当社にご依頼いただけますか?

依頼する

10.ホームページにアンケートの回答や施工写真を掲載してもよろしいですか?

 はい

その他ご意見、ご感想、ご不明な点、担当者に一言などございましたらご記入をお願いいたします。

日程の変更などに対してもすぐに連絡してくださり、対応が丁寧でした。

今後、別の案件などが発生した場合、安心して依頼出来る施工会社さんだと感じました。

また何かありましたら、どうぞ宜しくお願いします。

東山区 S様邸 外装改修工事


 東山区にお住まいのS様より、屋根耐震工事を伴う外装改修工事をご依頼いただきました。

 

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屋根葺替え工事を耐震改修工事として京都市の助成金制度を利用して工事をさせていただきました。

この制度は毎年京都市が年度事業として行う住宅の様々な助成金制度の一つで、昭和56年以前に建てられた住宅の耐震化を進めるもので、屋根の軽量化や屋根構面の強化をはかることにより助成金を支給するといった制度です。

土葺き瓦から他の軽い屋根材に葺替えをしたり、屋根野地に構造用合板を張り事により最大30万円の助成を受ける事が出来ます。(簡易耐震改修工事として申請の場合)

近年では京都市民の皆様に制度の周知が進み、積極的に利用される方が増えてきております。

 

 

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この助成金制度は基本的には申請者により手続きを行っていただくものですが、何種類にも及ぶ申請書類の作成や図面作成・写真の添付など煩雑な作業が多く、ほとんどの方は工事を請け負う業者に委託します。

とりわけ施工写真はもっとも重要で、全ての工事の過程を写真により精査されますので撮り忘れなどは許されません。

以下のような工程を写真に撮っていきます。

 

 

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   瓦撤去前         葺き土

 

 

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    下葺き①        下葺き②

 

 

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    補強桟打ち      構造用合板張り

 

 

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  ゴムアスルーフィング張り     ルーガ雅葺き

 

 

屋根は殆どが複数面で構成されていますが、上の写真のように一面ずつ一定の場所・角度から工程順に撮影していきます。

 

例えばこういう部分も

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             瓦撤去前        葺き土

 

 

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    下葺き         補強桟

 

 

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  構造用合板張り     ゴムアスルーフィング張り

 

 

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   ルーガ雅葺き

 

 

更に下屋根においても

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   瓦撤去前         葺き土

 

 

100_0387(傾き補正) 100_0389

    下葺き         補強桟

 

 

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  構造用合板張り     ゴムアスルーフィング張り

 

 

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  ルーガ雅葺き

 

 

葺き替えする全ての屋根面を工程順に写真に収めます。

それにより屋根面の全てが軽量化及び構面強化がなされたと写真により判断されます。

助成金受給の絶対条件です。

ここまでが助成金受給対象工事のご案内となります。

 

本工事におきまして、対象とならない外壁板張や塗装工事もご依頼いただきました。

 

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外壁板張工事です。

土壁漆喰仕上げの外壁は風雨に晒されて傷みがひどく、また美観を損ねてるため杉焼板を張る事としました。

杉は表面を焼く事により耐水性・耐腐食性を高めて外装材として壁の仕上げに使用出来ます。

焼板で覆われた外観は古民家や京町家を彷彿させて、落ち着いた佇まいとなります。

今回使用した屋根材ルーガ雅との相性も抜群です。

 

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     下地         仕上げ

 

 

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     下地         仕上げ

 

 

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     下地         仕上げ

 

焼板を張るためには下地が必要です。

壁の不陸を直し、壁が平らになるよう調整してから焼板を張っていきます。

 

 

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壁以外にも建物はいろいろな木材で構築されています。

屋根を支える垂木や破風、軒天、木製窓枠や雨戸、戸袋に手摺など外部に露出しているところは木部塗装としてキシラデコール塗装を施しました。

このキシラデコールは防腐防虫の効果が優れており、また塗装後の木肌、木目が綺麗に出るため当社ではよく使っております。

 

 

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正面玄関側は一部モルタル外壁のため、水性シリコン系塗料で仕上げました。

 

 

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大屋根はこのように生まれ変わりました。

 

 

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屋根 壁と2ヶ月に及ぶ外装改修工事となりました。

S様には長期に渡る工事で大変なご不便をお掛けしましたが仕上がりにはご満足いただけました。

 

この度は大切なお家の工事をお任せいただきまして誠にありがとうございました。

西京区 G様邸屋根改修葺替え工事


西京区在住のG様より、屋根改修葺替え工事をご依頼いただきました。

こちらのお屋根は前回の施工事例でご紹介させていただいた同じく西京区在住のM様邸と同様の屋根材ニチハパミールが葺かれてありました。

 

 

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この屋根材に関する特徴的な記述は、前回のM様邸の記事と重複してしまいますのでここでは割愛させていただきます。(品質の問題点やメーカーの対応など)

こちらG様邸では、この屋根材を撤去し陶器平板瓦で葺替えを行う事にしました。

屋根材は多様な種類が有り、素材や形状などにより性能や意匠性が大きく異なります。

陶器平板瓦とは、粘土を高温で焼き締めた比較的重い瓦となりますが、釉薬を塗りおよそ1100度の高温で焼くため表面がガラス質の被膜で覆われ変色や変質がしにくくなります。

そのためメンテナンスによるランニングコストは他の屋根材に比べますと低く抑えられる事が出来ます。断熱性にも優れ、地震や台風にも強い事が立証されています。

また薄物化粧スレート瓦には無い重厚感のある外観を気に入っていただけましたので新しく葺く屋根材は陶器平板瓦を採用しました。

 

 

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まずは既存屋根材を撤去します。

下葺き材が現れました。

この下葺き材は通称アスファルトルーフィング940と呼ばれる規格の製品で廉価なため新築によく使用されています。コストダウンのためです。

当社が使用する改良ゴムアスファルトルーフィングに比べますと、経年劣化が早く長期に及ぶ二次防水性能が期待出来ません。

 

 

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既存下葺き材を撤去し、改良ゴムアスファルトルーフィングを敷き専用ステプラーで留め付けていきます。

 

 

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この陶器平板瓦は瓦桟引っ掛け工法という工法で葺いていきます。

現在もっともポピュラーな瓦葺きの工法で、屋根に均等に割り付けたピッチで桟を打ち、そこに瓦の裏面にある突起物(おもに爪状のもの)を引っ掛け、ステンレス製スクリュー釘で留め付けます。

そのため地震台風に強いのです。

一昨年の大阪北部地震や台風21号の暴風で多くの家屋の屋根に甚大な被害が出ました。

その多くが土葺き瓦屋根と記憶しております。

その教訓もあるのでしょうか、現在次々とそのような屋根は葺替えが進められています。

 

 

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瓦を葺く前にいろいろな役物を取り付けていきます。

例えば上の写真のように、屋根の両サイド(妻側 けらばなどと呼んでいます)には瓦を固定する桟木やこぼれた雨水を拾う板金などを取り付けます。

 

 

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瓦を葺く準備が出来てから瓦を屋根に上げます。

 

 

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軒先から瓦を葺いていきます。

右の写真は軒先の瓦を特殊な形状の釘で留め付けた写真です。

軒先が一番風の影響を受けるため、瓦が風により吹き上げられ捲り上がるのをこの釘で防ぎます。

 

 

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瓦を桟に引っ掛けて棟まで葺き上げます。

ここは落ち屋根と呼んでいる箇所となります。

 

 

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落ち屋根には写真のような壁との取り合いが発生します。

ここには水切りを取り付けなければなりません。

木下地を入れて板金を被せます。

これが水切りと呼ばれるものとなります。

 

 

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大屋根の広い面も同様に棟まで瓦を葺き上げます。

 

 

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地瓦(平面に葺く瓦)を葺き終えれば袖瓦を取り付けていきます。

先程屋根の端部に取り付けた桟にビスで固定していきます。

 

 

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地瓦を屋根の両面から棟に向かって葺き上げると棟瓦を取り付けるための桟木をあらかじめ屋根に仕込んでおいた受け金物に乗せ、ビスで固定します。

 

 

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取り付けた桟木を包むように南蛮漆喰を塗りつけていきます。

この南蛮漆喰はセメントモルタルのように硬化します。

耐水性、撥水性に優れ、瓦の切断部からの雨水の侵入を防ぎます。

この後棟瓦を被せて施工完了となります。

 

 

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大屋根が完成しました。

使用した瓦は鶴弥スーパートライ110 タイプⅢという商品です。

日本の瓦三大産地である三州瓦(愛知県)のメーカーで、業界でもシェア率を誇る有数のトップメーカーです。

この瓦の特徴はその形状にあります。

平板瓦に有りながら、瓦の両サイドに設けた丸みのある窪みが伝統的な日本瓦を彷彿させて意匠性を高めています。

それでいて洋風な建物との相性も良く、瓦の色を変える事により多様な建築物に使用出来ます。

今回は銀鱗という色を採用しました。

いわゆる銀黒ですが、日照によりいぶし銀に見えたり黒に見えたりと表情を変えてくれます。

非常に趣のある瓦と言えます。

 

 

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引き続き下屋根を施工します。

この下屋根には下のLDKの採光のため、アルミ製の天窓が設置してありました。

この天窓から雨漏りしており、今回の葺替え工事のご依頼はこの雨漏りが発端となりました。

 

 

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木枠の角に雨漏りの痕跡が残っています。

 

 

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天窓は撤去する事にしました。

理由は採光により夏場の室内温度の上昇が著しく、また下に置いてある家具や物が日焼けを起こしてしまうこと、取り替えたとしても今後も経年劣化などによりまた雨漏りのリスクが残ってしまうことなどでした。

現在築年数20年を超える天窓を設置した屋根の雨漏りが急増しております。

多くは天窓のシール部やパッキン部であり、また施工当時に打設されたシーリングの劣化により天窓廻りの板金部からの雨漏りも多く見受けられます。

お客様の約7割の方は「塞いで欲しい」とおっしゃいます。

残りの3割の方は採光のためやむなくといった感じです。

当社ではやむを得ない場合を除きまして出来る限り撤去をお勧めしております。

 

 

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撤去にあたり、室内側の補修が必要となります。

上の写真のように木枠を入れて断熱材を敷き、石膏ボードで塞ぎます。

後は既存に合うクロスで仕上げます。

 

 

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天窓を撤去した後は構造用合板を張り、ゴムアスファルトルーフィングを敷きます。

後は大屋根と同じ手順で作業を進めます。

 

 

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瓦を葺き上げると二方向に壁があるため、水切りの下地を取り付けます。

 

 

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板金水切りを取り付け、壁際にシーリングを打設すれば完成です。

天窓跡は瓦を葺く事で雨漏りのリスクは無くなりました。

また外観もスッキリとした印象になりました。

 

 

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工事が終わりました。

やはり屋根に重厚感がでて落ち着きのある佇まいです。

G様邸における屋根のメンテナンスはもうこれで今後必要無くなります。

 

最後にG様、大切な屋根の工事を弊社にお任せいただき誠にありがとうございました。

 

中京区 K様邸 屋根工事


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1.エリア名・お客様名

中京区 K様

2.工事内容

屋根工事

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10.ホームページにアンケートの回答や施工写真を掲載してもよろしいですか?

 はい

その他ご意見、ご感想、ご不明な点、担当者に一言などございましたらご記入をお願いいたします。

施工前、ご近所への挨拶回りをして頂けたのがありがたかったです。

施工後にも挨拶文を入れてもらったのでしょうか?お礼を言われる方がありました。

心配りありがとうございます。

西京区 M様邸 カバー工法による屋根葺替え工事


西京区にお住まいのM様より、カバー工法による屋根葺替え工事をご依頼いただきました。

現在葺かれている屋根材は薄物化粧スレート瓦でニチハと言うメーカーのパミールと言う製品です。

下の写真をご覧戴くと黒い屋根材の端々が白く見える所があります。

これは屋根材の層間剥離という表層からめくれていく現象が発生しているところです。

アスベストが建材に使用禁止になった時、屋根材のメーカーからはこの薄物化粧スレート瓦の製造から撤退するメーカーと、代用材を混入して製造を続けるメーカーとに分かれました。

軽くて強度のあるアスベストが使用出来ない事で、屋根材としての強度や性能が維持出来ないと判断したメーカーは撤退し、ニチハは代用材で製造を続ける事にしたのでした。

欠陥品との声がある中、ニチハは経年劣化と主張しております。

いずれにせよ新築引き渡し後十年を超えると瑕疵担保責任は問えなくなります。

所有またはお住まいになられてる方でメンテナンスをしていただく事となりますが、層間剥離が起こると経年劣化は加速的に進行しますので少しでも早いメンテナンス工事が必要となります。

 

 

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工事は直張りによるカバー工法で断熱材付横葺き金属瓦 アイジー工業(株)スーパーガルテクトを採用しました。

直張りとは、既存屋根材を撤去せずに直接新しい屋根材を上から重ねて葺く工法です。

既存屋根材の撤去費用や処分費の削減や、それによる工期の短縮など様々なメリットがあり、現在薄物化粧スレート瓦の葺替えにおいてもっともポピュラーな工法となりました。

 

 

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まず屋根に防水シートとなるゴムアスファルトルーフィングを敷いて、ずり落ちないよう留め付けていきます。

その前に屋根面が平らになるよう板金や木下地は除去します。

 

 

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屋根材を葺いていきます。

突起物が見えますが、これは雪止めです。

 

 

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屋根材を葺き進めていき、換気棟を設置するための開口を設けます。

換気棟とは、屋根裏の空間の空気を循環させ自然換気により開口部から熱せられた空気を排出するシステムで、夏場の室温上昇の抑制をはかります。

開口部には、雨漏り防止のための水切りを取り付けます。(写真右)

 

 

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木下地を取り付けた後は防水シートで覆います。

開口部も工事中の雨漏りを避けるため、一旦覆ってしまいます。

 

 

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屋根材を頂上まで葺き上げ、防水エプトシーラーを張ります。

棟際に見える黒い帯状の物で、雨水の逆流を防ぐ物です。

 

 

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開口部を覆っていた防水シートを切り取り、雨漏り防止の水切りを取り付けます。

このように幾重にも水切りを取り付けるなど、防水処置を施すため雨漏りは発生しません。

 

 

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屋根はその建物の設計によりいろいろな形状をしており、このような段差のある屋根を落ち屋根と呼びます。

 

 

 

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この落ち屋根は反対方向からの屋根とぶつかる棟部が屋根の途中で出来るため雨漏り防止の処置が必要となり、技術を要する所になります。

勿論見栄え良く仕上げる事も必要です。

 

 

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このように美しく仕上がりました。

 

 

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大屋根も最後に棟を被せて完成です。

 

 

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金属瓦に施された特殊な縮み塗装が、日光に美しく映えます。

 

 

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正面の庇にはもう一回り厚みのあるスレート瓦が葺かれてありました。

ここは撤去して葺き直した方が綺麗に納まるため瓦を捲ります。

 

 

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既存の野地の状態にします。

 

 

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この上にゴムアスファルトルーフィングを敷き、板金役物を取り付けます。

 

 

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金属瓦を葺き、壁際を仕上げます。

 

 

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正面右側に庇があります。

そこの葺替えをしました。

 

 

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建物の裏には三面の下屋根があります。

この部分はカバー工法で葺替えをしました。

 

 

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壁際の不要な板金や木下地を撤去し、ゴムアスファルトルーフィング、新しい板金役物を取り付けます。

 

 

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金属瓦を葺き、壁水切りを取り付け、壁際にシーリングを打ちます。

 

 

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下屋根の葺替えも全て終わり、工事が完了しました。

リフォームでの葺替え工事はベランダやエアコン室外機などの設置物が多く、また狭所が多いためいろいろと工夫をしながら工事を進めていきます。

雨仕舞いは勿論の事、美しく仕上げる事が大事です。

その点がリフォーム工事における屋根工事の醍醐味だと私たちは考えます。

 

最後になりましたが、M様 この度は屋根工事をお任せいただきまして誠にありがとうございました。

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