施工実績 西京区 T様邸 屋根耐震改修工事 西京区にお住まいのT様からのご依頼で、京都市の助成金制度を利用した耐震改修工事を行いました。耐震改修工事に二通りの制度があり、建築士による耐震診断ののち行う本格耐震改修工事と診断を行わずに決まったメニューで工事を行う簡易耐震改修工事があり、今回の工事では屋根の軽量化による耐震改修工事をさせていただきました。 昭和56年以前に建てられた木造住宅、京町家が対象になるのですが、重い瓦や葺き土を降ろし野地板を構造用合板に張替えるだけでも相当、耐震性を高める事が出来ます。更に高性能な断熱金属屋根材を葺くことにより、断熱効果を高め、居住性能を上げる事が出来ます。老朽化による葺き替え工事はもちろん、雨漏りが発生したタイミングでこの制度を利用して当社に工事をご依頼いただく方がとても多くいらっしゃいます。 瓦と土を降ろせば、既存の野地板が出現します。 木板が等間隔で打ち付けられ、その上に下葺きとして薄い木片が鱗状に貼り付けてあります。 強度確保と高さ調整のための補強桟を打ち付けます。 12mm針葉樹構造用合板を隙間なく屋根構面に敷き詰め、留め付けを行ないます。こうすることで屋根の崩落を防ぐことができます。 ルーフィング下葺きを行います。 近年では改良ゴムアスファルトルーフィングと同等以上の下葺材があり今回使用しているエコルーフⅡは透湿性能も有しており、構造用合板の耐用年数の向上が期待できます。また軽量のため、施工性に優れ 作業員の負担軽減になります。現在の災害級猛暑での作業の中、建築資材の軽量化は想像以上の作業効率につながります。 アイジー工業スーパーガルテクトを葺き進めていきます。 大屋根の工事が完了しました。 屋根の断熱効果を上げるため、棟には換気棟を取り付けました。また室内天井の張替えも同時に行なったので、150mmの断熱材を敷き込みました。 他にも下屋根の葺き替え工事や、波板張替え工事も行いました。 今回の工事では、2階の窓に内窓を設置させていただきました。内窓を設置すると断熱効果、防音効果が飛躍的に向上し、屋根断熱と相まって室内温度を下げることができます。更に国の助成金制度である住宅省エネキャンペーン2025の先進的窓リノベ補助事業を活用することにより助成金を受けることが出来ますので、ご興味がございましたら事業参加者である当社にお問い合わせをいただけましたら幸いです。 全ての工事が完了しました。T様 今回の工事をお任せいただき、誠にありがとうございました。 2025年4月から 木造戸建の大規模なリフォームが建築確認手続きの対象になります 前の記事