西京区でM様・T様・H様 三軒続きで屋根カバー工法にて葺き替え工事をさせていただきました。

こちらは小区画の分譲住宅で築20年超の木造3階スレート屋根葺きです。

昨年の台風により被害に遭われ、お問い合わせいただき、工事をさせていただきました。

 

 

 M様邸

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 T様邸

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H様邸

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       before                 after

 

 

 

 ~ここよりM様邸の施工事例のご案内です。~

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屋根は全体的に相応の経年劣化を感じさせ、化粧薄物スレートの表面は塗料の劣化により、粉吹き現象(屋根材の表面が少しずつ剥離して粉をまぶした様になる現象、飛来や雨により堆積した土埃と合わさり、滑って屋根上を歩けなくなることもあります。)が確認されました。

新築時は黒・ブラウン・緑・青等とカラーバリエーションがあるため屋根を彩りますが、経年劣化すると殆どこの様な色となり見分けが付かなくなっていきます。

 

 

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       写真①                写真②

 

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       写真③

 

写真①

台風による被害箇所です。

薄物スレート瓦を棟(屋根の頂上部)まで葺いた後 棟笠木(三角の板金役物 屋根の天辺を覆う板金)を取り付けますが、その前に木下地を取付けておきます。

そこへ釘で板金を留め付ける訳ですが、釘の留め付ける数が少なかった事 また留め付け釘がスクリュー状になっていなかった事、それらが起因となり、昨年の台風でこの様に板金がめくれ上がってしまった訳です。

釘の胴部がスクリュー状になっている事が重要で、木下地は屋根に取付けられた後そこで乾燥していきます。

その際に伸縮しますので釘を押し出してしまいます。そして徐々に緩んでいき台風などの強い風が吹けば今回のようにまくり上げられてしまう訳です。

 

写真②

写真①の拡大写真です。

 

写真③

所々瓦が割れていました。

この瓦割れの現象は、施工後 製品自体から起因するもの、例えば誰かが屋根を歩行して踏み割ったもの等々ありますが、屋根の施工時施工者によるものも多く見受けられます。

勿論意図的にでは無く、施工者も気付かないうちにです。

薄物スレート瓦は一枚当たり約5.5mm程の厚みしかありません。

二枚重なった所で12mm程度です。この5.5mmのスレート板を葺き重ねていくわけですが、その施工途中で踏み割れをおこしてしまう訳です。熟練した職人なら違和感に気づき、貼り替えるのですが未熟な者は気付かずそのまま貼り進めてしまうのです。

割れたと言っても真っ二つなれば未熟者でも気付きます。

スレート瓦の裏面にひびが入るのです。ですので表面上は割れている様には見えません。

そして施工後 瓦が温度・湿度等の影響を受け伸縮を繰り返すうちに完全に割れてしまうのです。

ローコスト建材の宿命なのかも知れません。

 

 

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       写真④                写真⑤

 

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       写真⑥

 

写真④

重ね葺きカバー工法ですので、次の屋根材の役物(こちらは軒先水切です)も既存屋根の上から取り付けます。

 

写真⑤

不要となる既存の役物(板金やそれの木下地)は撤去します。

 

写真⑥

防水シートを既存の屋根材の上に直接貼っていきます。

 

 

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       写真⑦               写真⑧

 

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       写真⑨

 

写真⑦

屋根材を葺いていきます。

軒先から棟に向かって本体を貼っていきます。

 

写真⑧

屋根材を棟まで葺き上がるまでに、棟の頂上に開口部を設けます。

これは弊社がこのスーパーガルテクトシリーズでの葺き替えの際に取付けをおすすめしております換気棟の排気口となります。

夏場の屋根からの熱せられた、屋根裏に溜まった熱気を放出させる開口部です。

時々 この部位からの雨漏りを心配されるお客様もおられますが、弊社の持つ数百棟以上の施工実績で一度の雨漏りをも引き起こした事はありません。

安心してお使いいただけます。

 

写真⑨

設けた開口部に水切を取り付けます。

板金で立ち上がりを付けるため、万が一棟の内部に雨水が浸入してもここで堰き止めます。最後の砦と言うところです。

 

 

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       写真⑩                写真⑪

 

写真⑩

先程開けた開口部を取り囲むように、木下地を取り付けます。

これが棟板金の下地となります。

 

写真⑪

棟際まで屋根材を葺き上げました。

 

 

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       写真⑫                写真⑬

 

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       写真⑭

 

写真⑫

見づらいですが、棟の木下地とぶつかる所は20mmの立ち上げを施し20x20mmのスポンジ状のシーラーと呼ばれるものを貼り付けます。

棟際は二重の防水処置を施します。

 

写真⑬

真横から見た状態です。

 

写真⑭

換気棟取付位置に捨水切を取り付けます。

この様に何重にも防水処置を施します。

屋根に穴を開ける訳ですから、あらゆる可能性を想定して万全の施工をしなくては成りません。

一つでも手落ちがあると、雨漏りをしてしまいます。

最も神経を使う工程となります。

 

 

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大屋根が完成しました。

 

 

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続いて下屋根の施工に移ります。

まずは壁際の既存水切を除去して、ゴムアスファルトルーフィングを敷き込みます。

 

 

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後の手順は大屋根と同じです。

右が仕上がりの写真となります。

 

 

~ここからはT様邸の施工事例のご紹介となります。~

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       写真⑮                写真⑯

 

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       写真⑰

 

写真⑮⑯

昨年の台風20号の襲来により、棟板金の一部が飛散してしまいました。

これは被害に遭われた直後の写真です。

棟の木下地を見ますと、細い木が両端に一本ずつ打ち付けてありますが、何とも心もとない感じです。カラーベストの棟下地はこの様に仕上げた屋根材の上に材木を直に取り付けます。従いまして外部からの湿気等の影響をまともに受けてしまいます。

勿論劣化腐れも早く、こういった被害が発生し易くなってしまいます。

飛散した板金はすぐに回収され、人的・物損的被害も無かったのが幸いです。

 

写真⑰

幸い飛散した板金役物は、一箇所で他の所は大丈夫でした。

 

 

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工事に掛かり、まずは防水シートを敷き込みます。

後T様邸も換気棟を取付けさせていただきました。

 

 

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       写真⑱               写真⑲

 

写真⑱

壁際の処置の写真ですが、壁際に木下地を取付け、捨水切を仕込みます。

その後屋根材を葺いていきます。

 

写真⑲

仕上げは板金で覆い、端部にシリコンコーキングを打ちます。

板金が壁に対して後付けになるため、水の侵入口を塞いでしまいます。

 

 

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       写真⑳                写真㉑

 

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       写真㉒                写真㉓

 

写真⑳

T様邸の屋根の形状は寄棟と呼ばれる形状で、屋根が三角面や台形面で構成されております。

棟もこの様に組んでいきますが、施工の手順は切妻屋根と相違ありません。

 

写真㉑

捨水切の取付け

 

写真㉒

棟平部との接合

 

写真㉓

換気棟本体の取付け

 

 

~さらにH様邸の施工事例をご紹介致します。~

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H様邸は幸いにも今回の台風の被害には遭われませんでした。

但しカラーベストの一部が大きく割れてずり落ち、下葺きのルーフィングが見えておりました。

原因は不明で、何か飛来物が衝突したのか アンテナ工事の際に踏み割れがあったのか、もしくは新築工事の際の施工時の踏み割りがあったのか、ここまで大きく割れていると考えられる理由はその位ですが、複数箇所有りました。

もうメンテナンスの時期も来てましたので同じくカバー工法で葺き替えをさせていただきました。

 

 

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右の写真をご覧いただきますとよく分かりますが、新築当時は黒かったカラーベストが白っぽくなっております。

これは色褪せでは無く、カラーベストの塗装の下の素地(スレート素地)が露出していることに他なりません。

 

 

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施工の手順等はM様、T様邸と全く一緒ですので、割愛させていただき大屋根が仕上がりました。

H様邸にも換気棟を採用させていただきました。

 

 

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こちらは下屋根の仕上がりです。

 

 

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       M様邸                 T様邸

 

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       H様邸

 

今回はこの様に3戸続きで屋根をカバー工法にて葺き替えさせていただきました。

小区画の分譲住宅で、建った時期もほぼ同時であり、屋根の傷み方も同様でありました。

築22~3年目で屋根のメンテナンスをしていただき、この先お屋根に関しましては安心してお過ごしいただけます。

M様 T様 H様 この度は弊社に工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。