施工実績

北区 K様邸 雨漏り改修屋根葺き替え工事


京都市北区にお住まいのK様より 屋根の葺き替え工事をご依頼いただきました。

昨年の台風で大屋根の瓦が下屋根に落下して雨漏りし、修繕をお考えになられてましたが、K様邸の屋根を構築してる面でこの面が相当古く(大屋根や他の面はお手入れ済みでした)、思い切って葺き替えをしていただく事になりました。(部分葺き替えです)

 

 

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~ここから葺き替え工事のご紹介です~

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今回葺き替えをさせていただく面は切妻二面です。

瓦の差し替えはかなりの枚数がされていますが、古い瓦になると建てられた当時のものも残っていました。

瓦と土の重みと木材の乾燥 経年劣化により、大棟は下がってしまってます。

また土もボソボソサラサラの砂状になり、瓦ズレが広範囲に渡って見受けられます。

 

 

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一部はこの様に大きくズレて、落ちかかっていました。

 

 

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       写真①                 写真②

 

 

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       写真③                 写真④

 

写真①②③④

瓦屋根の解体の模様です。

写真②は棟を崩した後ですが、土が湿気て黒ずんで見えます。

触っても湿ってました。このように一見外観では大丈夫に見えても棟内部に水が廻ると下の野地板を腐らせてしまいます。

 

 

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       写真⑤                 写真⑥

 

写真⑤

土を丁寧に除去していきます。

この作業でもっとも気を遣うのが土埃の飛散です。

京都市内の住宅密集地での瓦の撤去工事においては、足場架設が不可能な現場も多く、土埃の飛散を少しでも防ぐため色々な工夫を凝らします。

 

写真⑥

土を取り終えると下葺きの杉皮が現れました。

 

 

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       写真⑦                 写真⑧

 

 

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       写真⑨                 写真⑩

 

写真⑦⑧⑨

土を除去して、所々に貼ってあったトントンを捲ります。

トントンとは薄い木片を魚の鱗状に屋根に貼り敷き詰める下葺き防水の事です(写真⑩)

また杉皮も除去します。すると野地板が出現しましたが、細い棒状の板で屋根構面を構築しておりました。杉皮が分厚いのでそれで瓦と葺き土を支えていました。

ただ、耐震性は無いため 今回の工事で屋根に構造用合板を張り詰め耐震力を確保出来た事は非常に良かったと言えます。

 

 

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       写真⑪                 写真⑫

 

今回の工事では、断熱を重視した屋根工事をさせていただきました。

厚さ30mmのスタイロフォームを屋根に敷き詰めた後、12mm構造用合板を貼る屋根断熱工法を採用しました。

以前に採用した実績のある工法で、好評をいただいております。

 

写真⑪⑫

屋根に対して横、縦方向に下地を組んでいきます。

横方向の下地は、既存屋根の水平のたわみを修正しながら取付けます。

縦方向の下地は、合板の取付下地となります。

 

 

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       写真⑬                 写真⑭

 

写真⑬

屋根の水平構面が悪い場合(垂れ下がりや波打つ様な)は糸を張りパッキンで調整していきます。

 

写真⑭

水平構面が出来ました。

 

 

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       写真⑮                写真⑯

 

 

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       写真⑰

 

写真⑮⑯⑰

不陸(屋根構面の不具合)が著しい場合はパッキンでは追いつきません。

木下地を何重に重ねる事もあります。

垂木まで撤去をして梁の取替えまでしますと、新築並の屋根構面に成りますが、一日で出来る仕事量と工事中に雨が降った場合の養生を考慮すればリスクが高過ぎます。

ましてやこれからの季節 ゲリラ豪雨対策で屋根解体の日はスマホの天気アプリと一日中にらめっことなります。

天気急変に備えて、いかに迅速にシート等による雨養生が出来るかが大切な事となります。

 

 

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       写真⑱                写真⑲

 

写真⑱⑲

縦桟の内々にスタイロフォームをはめ込みます。

その上から12mm構造用合板を貼っていきます。

 

 

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合板を壁際まで貼り上げます。

 

 

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こちらは前出の入母屋部を反対から撮影した写真ですが、ここもスタイロフォームを敷き詰め、合板を貼ります。

 

 

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こちらは広い面です。

手順も内容も同じです。

 

 

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合板を貼っていきます。

この時にスタイロフォームと合板の間に5mm程度の隙間が発生します。

わずかな隙間ですが、軒先から棟にかけて一定の隙間があるので空気が循環します。断熱効果を高めます。

 

 

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反対面も同様に施工を進めます。

 

 

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右の写真が貼り上がりの写真です。

屋根のむくり(屋根の縦方向)はそのままに 水平構面(屋根の横方向)はレベルで貼りました。

 

 

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       写真⑳                 写真㉑

 

 

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       写真㉒

 

写真⑳㉑㉒

改良ゴムアスファルトルーフィングを貼ります。

屋根材の下に敷く防水シートです。

屋根材が一次防水となり、このルーフィング下葺きが二次防水となります。

屋根はこの様に二重の防水システムで雨漏りを防ぎます。

 

 

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板金を谷樋に加工して取付けます。

今回の工事で葺き替え部の瓦は、(株)ケイミューのルーガ雅を採用しました。

屋根の軽量化を図りたかったので、いぶし瓦や陶器瓦は外しました。

ただ他面の屋根が瓦だった事、お隣に大きなお寺がある事、また京都市の景観条例も考慮して樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦の波状瓦であるルーガ雅に決めていただきました。

この谷樋を境に屋根材は縁が切れます。捲り上げた陶器瓦(既存部)は復旧します。

 

 

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       写真㉓                 写真㉔

 

写真㉓

ルーガ雅葺き部は、軒先の板金役物を取付け 割り付けの墨出しを行います。

割り付けの墨出しとは、屋根の長さ(軒先から棟まで)を瓦の段数で割り 瓦が収まる様にする工程です。

その際に屋根構面に直接墨打ち(墨壺と言われる道具を用いて、墨汁を含んだ糸を弾き 線付けをする)をします。

 

写真㉔

屋根に打った線に沿って 瓦を釘で留め付けていきます。

 

 

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地伏せ(平部の瓦を葺き進める事)の様子です。

 

 

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地伏せを進め、棟の付近まで葺き上がりました。

 

 

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       写真㉕                 写真㉖

 

写真㉕

換気システムの棟換気を取付けるための開口を棟部に開けます。

ここに開口を設ける事により、天井裏の熱気を外部に排出します。

黒く見えるのは開口部より雨漏りを防ぐための水切です。

 

写真㉖

最終段の瓦を葺く前に棟金物を取り付けます。

その後、瓦を葺きます。

 

 

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       写真㉗                 写真㉘

 

 

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       写真㉙                 写真㉚

 

写真㉗㉘

棟に樹脂製人工木を通します。

樹脂ですので腐敗しません。

これが棟を支える土台となり、またビスで留め付ける下地となります。

 

写真㉙㉚

ルーガ雅の棟には二種類の仕様があります。

標準的な仕様である平棟仕様と、日本瓦の棟熨斗五段積み素丸棟に相当する高さに仕上がる高棟仕様とに分かれます。

高棟仕様の方がより和風に仕上がりますので、こちらを採用しました。

 

 

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       写真㉛                 写真㉜

 

入母屋部の施工の流れです。

 

写真㉛

地瓦を葺き上げました。まだ役物は何も付いてません。

 

写真㉜

破風板を板金で巻き、袖瓦を取り付けます。

瓦の壁際に木下地を取り付けます。板金水切の下地になります。

 

 

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       写真㉝

 

水切を取り付け、壁に波板を貼って完成です。

 

 

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色々な箇所 角度から撮った仕上がり写真です。

時間を掛けて下地を直して瓦を葺いた甲斐があります。

とても美しく仕上がりました。

K様にも大変喜んでいただきました。

最後に、K様 工事をご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。

左京区 W様邸 雨漏り修繕工事と耐震改修工事


W様より、左京区にお持ちの平屋一戸建ての雨漏り修繕工事と耐震改修工事をご依頼いただきました。

雨漏りでお困りになっておられたところ、弊社ホームページをご覧いただきお問い合わせいただきました。

左京区の山里 自然が豊かな川辺に建つ大きな平屋建てで、私も幼い頃 祖父母に連れられた田舎での夏休みを想い出すそんな風景にあったような屋根を修理させていただきました。

 

 

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~ここから屋根修繕工事のご紹介です。~

 

 

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太い柱と大きな梁で支えられた大きくて立派な屋根です。

土と瓦で葺かれた入母屋造りで、築80年は優に超える古民家ですが、大棟は一部が崩れるなど状態は芳しくありませんでした。

所々雨漏りしており、早急に手入れをしなければなりません。

瓦屋根の総葺き替えもご検討いただきましたが、屋根の面積が大きくて費用が掛かる事、そしてこの辺りは風致地区のため、異素材 例えば板金屋根等ローコストの屋根材を使用出来ない事などの理由により、修理で屋根を長く保たすと言う結論に達されました。

主に棟の積み直し(大棟・隅棟)と入母屋部の一面葺き直し、地瓦の調整(ズレ直し、通り調整)をさせていただく事になりました。

 

 

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葺き替えするこの入母屋面は北側に位置してます。壁熨斗瓦より崩れ落ちた土に大量のコケが着いています。

日当たりが悪く、湿気が多いのでコケが着きやすい環境になっています。

 

 

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大棟を解体します。状態の悪い瓦は取替えます。

 

 

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       写真①                写真②

 

写真①

鬼瓦は既存を再利用しました。割れやヒビ等も無く、そのまま使えます。

時を経た鬼瓦は独特の風格を現します。

 

写真②

熨斗瓦を積むための南蛮漆喰を乗せていきます。

昔は土を乗せ、瓦の面戸(正面より見える部分)に漆喰を塗っていましたが、南蛮漆喰が出だしてからは一回仕上げで済むためこの様な施工が一般的となっております。

 

 

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熨斗瓦を数段積み、芯部に樹脂桟を取付ます。

樹脂なので腐蝕しません。これが最後に被せる棟瓦の固定ビスの下地となります。

ビスがこの樹脂桟を貫通するため、今後棟瓦はズレたりしません。

そして南蛮漆喰により固まり棟は最終的に一体化します。

 

 

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棟の積み直し工程が終了しました。

もう雨漏りの心配はありません。

仕上がりにはW様も大満足していただきました。

 

 

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入母屋部の葺き替え工事に着手します。

入母屋とは、屋根の形状を表した言葉で上の写真の様な形状の呼称で純日本家屋によく見受けられる造りです。

W様邸におきましてはこの部位の傷みが最も激しく、葺き直し(葺き替え)以外に選択の余地はありませんでした。

 

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       写真③                写真④

 

写真③

瓦と土を除去しますと、木の皮が敷き詰めてありました。

これは現在のルーフィングに相当するもので、瓦屋根の二次防水の役割を果たします。

杉の皮ですが、水を弾き浸透しないため雨漏りを防ぎます。

瓦の屋根とて屋根の内部に雨水が侵入します。

瓦は長い年月をかけ、あのフォルムを完成させました。

屋根の内部に浸水させない様に重なり代の形状などに工夫がされております。

ですが、ズレてしまえば簡単に雨漏りしてしまいます。

現在の様に釘での全枚固定などなされていない土葺きでは、土の劣化でズレが発生してしまいます。

そこで杉皮など用いて雨漏りを防いでいたのです。

 

写真④

杉皮を撤去するとようやく野地板が現れます。

 

 

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       写真⑤                写真⑥

 

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       写真⑦

 

写真⑤

野地板に構造用合板を貼り付けます。

 

写真⑥

改良ゴムアスファルトルーフィングを下葺きします。

 

写真⑦

瓦桟を打ち付けます。ここが土葺きとの決定的な違いです。

現在は瓦を釘にて固定というのが、標準的な施工となっており、瓦桟は瓦を引っ掛け固定させる役割を担っています。

 

 

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       写真⑧                写真⑨

 

写真⑧

軒先には鎌軒先瓦を使用しました。

日本瓦の軒先瓦には沢山の種類があります。

一番よく見掛けますのは万十瓦で、軒先に丸いおでこがついていますね。

あとは一文字瓦で軒先瓦の下端部が一直線に揃います。

京町屋の軒先によく見掛けます。

この鎌軒先瓦も注意して見てればよく町中で見掛けます。

一文字瓦も鎌軒先瓦も施工の際は合端(あいば)と言う工程が必要とされています。

合端とは瓦同士をミリ単位で擦り合わせる工程で、大変手間が掛かります。

瓦は焼き物なので、ねじれが生じます。その瓦同士のねじれによる隙間を消し、美しく軒先を葺き上げる重要な作業です。

 

写真⑨

今回使用した鎌軒先瓦は柄入りです。

正式名称はツヅ入京花野郎唐草瓦と呼びます。

 

 

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地瓦を葺き上げ、隅棟を積み 壁に熨斗瓦を積んでいきます。

 

 

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北面一面の葺き替え工事が完了しました。

合端を施された鎌軒先瓦が整然と並びます。

 

 

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       写真⑩                写真⑪

 

 

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       写真⑫

 

写真⑩

屋根より煙突が出ています。

勿論瓦も突き抜けてますので万が一の漏水に備えて鉛の板を敷き込んでおきます。

鉛は濡れると変色はしますが、錆びたり穴が開いたりはしません。

 

写真⑪

瓦を葺き、切り欠き部にシーリングを充填します。

 

写真⑫

最後に漆喰を巻いて完成です。

 

 

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       写真⑬                写真⑭

 

写真⑬

一部軒先が腐食し、軒天が抜け落ちそうになっておりました。

 

写真⑭

周辺の瓦を捲り、垂木・軒天・広木舞をやり替えました。

軒天化粧板は杉板を使用しました。

 

 

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       写真⑮                 写真⑯

 

写真⑮⑯

破風板と呼ばれる部位ですが、腐食が進んでいたためやり替えました。

 

 

 

~ここからは、耐震改修工事のご紹介です。~

 

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まちの匠の知恵を活かした京都型耐震リフォーム支援事業の助成金制度を利用しまして、柱の根継ぎや土壁の修繕・新設工事もご依頼いただきました。

弊社におきましては、屋根の軽量化 屋根の構面強化といった屋根工事でこの助成金制度をご利用される方が多いのですが、この制度には耐震改修工事で使えるメニューが豊富にあります。

特に土壁の修繕・新設工事は費用のご負担が重く、制度を利用する事で「助かったわ」と言っていただける事が多いのです。

土壁は伝統構法で建てられた京町屋などに多く、傷んできたから上から「12mm構造用合板を貼ったらいい」と言う訳にはいきません。建物の免震バランスが崩れるからです。

その部分だけが強固になりすぎる訳です。耐震改修工事の趣旨に反しますので、土壁は土壁のまま修復します。

今年30年度からこの土壁の修繕・新設工事の助成金額が大幅にアップしました。

昨年度の20万円から40~60万円になりました。

この事から京都市が本気で京町屋の保全に取り組んでいる事が伺い知れます。

 

 

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上の写真ですが、右の柱の下部が腐蝕により欠損しております。

ここから工事の計画が始まりました。

柱の腐蝕部を切り取り、新しい柱を継ぐ事を柱の根継ぎと言います。

しかし柱と壁は一体化しているため、柱だけを入れ替える事は出来ません。

壁の修復工事も必要となってきます。

 

 

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       写真⑰                写真⑱

 

 

 

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       写真⑲

 

写真⑰

既存の土壁を解体します。下地になる木地も撤去します。

 

写真⑱

柱一本の状態にします。勿論、近くで油圧ジャッキを用いて梁を支え柱を浮かしてしまいます。

 

写真⑲

柱の腐蝕部を切り取ります。切り取る長さは目視・触診・打音調査など念入りに行います。

柱の内部がシロアリにより食い荒らされている可能性もあるからです。

従ってどこで根継ぎをするかはこの時点にならないと判断が出来ません。

時には柱丸々一本替える事もあります。

 

 

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       写真⑳                写真㉑

 

 

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       写真㉒                写真㉓

 

写真⑳

柱を継ぎます。水に強い桧材を使用します。

継ぎ方は伝統的な手法を用いて、更にコーチボルトで緊結します。

 

写真㉑

木舞を仕込みます。いわゆる貫板です。

 

写真㉒

竹を編んで荒壁下地を造ります。

現在この竹を編める職人さんが減ってきてます。伝統的な土壁造りに必要不可欠な工程 なので後継者の育成が急務と言えます。

 

写真㉓

土壁の土台となる荒壁を塗ります。竹の職人さん同様この荒壁や中塗りが出来る職人さんも減ってきてるそうです。

そしてここからが長丁場となります。この荒壁が完全に乾かないと次の中塗りが出来ません。

季節によりますが、冬場は荒壁付けから仕上げまで数ヶ月以上掛かります。

 

 

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       写真㉔                 写真㉕

 

写真㉔

荒壁が乾ききって表面にひび割れが出てます。

この上にもう一層土壁を付けます。中塗りの工程です。

 

写真㉕

仕上げは漆喰を塗りました。

左官屋さんの腕の見せ所です。綺麗に仕上がりました。

 

 

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今回の工事で、柱の根継ぎは2ヶ所行いました。

 

 

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ここも腐蝕が激しく、柱のみならず敷居も半分腐蝕して欠損しております。

 

 

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       写真㉖                写真㉗

 

 

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       写真㉘

 

写真㉖㉗

こちらは金輪継ぎと呼ばれる手法で収めました。

精密且つ強固な継ぎ方でベテラン大工の成せる技です。

 

写真㉘

敷居も継いで修復します。

 

 

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     木舞 竹編み               荒壁付け

 

 

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        写真㉙                写真㉚

 

写真㉙

柱の根元に銅板を巻きました。

水が掛かる事による腐蝕防止のため保護を目的としてますが、ちょっとしたアクセントになります。

 

写真㉚

床を復旧します。補修した敷居はキシラデコールを塗布しました。

優れた防腐防虫塗料です。

 

 

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       工事前               木舞 竹編み

 

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       荒壁付け

 

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         中塗り             漆喰仕上げ

 

上の写真5枚は工事の一連の流れで並べてみました。

費用も手間も時間も掛かる土壁造りですが、完成の喜びもひとしおです。

今後もお任せいただけるならこの様な仕事に関わっていきたいと思います。

最後にW様 屋根工事に耐震工事と全てお任せいただきまして誠にありがとうございました。

宇治市 O様邸 屋根雨漏り修繕葺き替え工事


宇治市にお住まいのO様より雨漏りのご相談 調査のご依頼をいただき、雨漏りの修繕を目的とした

葺き替え工事をさせていただきました。

 

 

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 ~ここから葺き替え工事の施工手順のご紹介です。~

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       写真①                写真②

 

写真①②

今回葺き替えをさせていただく屋根は、O様邸の大邸宅の中の平屋の離れで廊下を通じて母屋と繋がっている造りです。

廊下、縁側の屋根は銅板一文字で葺かれ、後はいぶし瓦葺きと言う純日本建築の様式となっております。銅板一文字葺屋根は見事な緑青に覆われ、何とも言われぬ風情を漂わしています。

 

 

 

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いぶし瓦葺き部の各所にこの様な凍割れが確認出来ました。

この現象は瓦の内部に含有する水分が、冬場の低気温により膨張・凍結して瓦の内部より割れてしまう事象です。

衝撃による割れ方とは違い、剥がれる様な割れ方をするのが特徴です。

プロの屋根屋ならすぐに見分けが付きます。日当たりの悪い北面に発生する事が多いようです。

今ご覧のこの割れ部より、すぐに雨漏りがするとは言い切れませんが、瓦の劣化状況や残りの耐用年数を推し量る事が出来ます。

ちなみに日本では瓦の三大産地(淡路・三州・石州)の他、いろんな地方でその土地の土で焼いた瓦がありますが、暖かい地方で造られた瓦は寒冷地ではまるで使い物になりません。

時々、町中で異様に凍割れした瓦で覆われた屋根を見る事がありますが、もしかしたら…と思う事があります。

屋根にも自然の摂理が働いているんですね。

 

 

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       写真①                写真②

 

 

 

20180501_161733 ???????????????

      写真③

 

写真①

銅板一文字葺屋根の棟部の写真ですが、棟(屋根面と屋根面が交わる線上の部位)がうねっている様に見えます。

これは屋根内部で銅板を留め付けている吊り子と言われる部材と釘が野地板から浮いてしまってる現象です。

銅板一文字葺屋根には表面に一本の釘も見えません。それはこの吊子を使い屋根内部で全て留め付けを行っているからです。

ですから仕上がりも美しく見えるわけです。ただし野地板が痩せて釘が緩むと写真の様な現象が起こります。

 

写真②③

よく見て頂きますと銅板に亀裂が入っています。

二枚とも違う箇所を撮影したものですが、亀裂は同じ所に入っています。

これは長年の熱伸縮により、一番銅板が薄くなったところに亀裂が入ってしまったのです。

銅板は柔らかく大変加工性に優れています。叩けばいくらでも薄く延びていきます。

亀裂が入ってしまったところは施工時に叩かれ、下の板の熱伸縮により押し上げられたものと思われます。

こんな微細な亀裂からも雨漏りは生じます。

 

 

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銅谷からも雨漏りしておりました。

隅木とその上の軒天板に波紋状の染みが確認出来ます。

 

 

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いぶし瓦部の解体撤去に取り掛かります。

瓦の下にはびっしりと土が詰められています。

この瓦と葺き土だけで相当な重量になります。

土は瓦と野地板との接着剤の役割を果たしたり、屋根、小屋裏の湿度調整をしたり、瓦より侵入した雨水を吸い取ったりといろんな役割をはたしています。ただやはり重いと言うのが最大の難点で現代建築の理論や手法に合わなくなってきており、何よりも地震対策において使われる事が無くなって来ています。

 

 

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瓦と土を除去すると、既存の下葺き材が出てきます。

初期のアスファルトルーフィングでした。

 

 

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瓦葺きだった屋根は今回の葺き替えで軽量断熱金属横葺材 スーパーガルテクトを採用しました。

この製品は、屋根材と断熱材が一体化しているのが特徴で弊社では幾多ある金属屋根材ではこちらの製品をおすすめしております。

弊社の施工実績においての信頼性 また長期的な保証内容などが採用の理由です。

上の写真は、屋根の葺き替えの際に取付けをおすすめしております換気棟の排気口です。

 

 

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補強垂木の取付けを行います。

既存垂木の上にしっかりと留め付けます。

 

 

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12mm構造用合板を貼っていきます。

これにより、屋根構面を強化して耐震性を高めます。

また合板を敷き詰める事により、どこにでもビスが効くようになります。

 

 

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屋根構面取付型の樋受けを付けた後に、軒先水切を取付けます。

 

 

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改良ゴムアスファルトルーフィングを合板の上から貼りスーパーガルテクトの本体を葺いていきます。

 

 

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スーパーガルテクト葺きの完成です。

この屋根の形は、寄棟と呼ばれ三角面と台形面により構築されています。

綺麗に仕上がりました。

 

 

~ここからは下段部の工事のご紹介です。~

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美しく屋根を覆っていた銅屋根でしたが、穴が開いて雨漏りすれば葺き替える他ありません。

シーリング材の充填による応急処置が出来ますが、根本的な解決には至りません。

この屋根部は嵌合式立平葺きでの葺き替えをさせていただきました。

まずは、既存銅屋根の撤去からです。

捲りますと既存下葺きが現れました。フェルト紙が敷いてあります。

 

 

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不要な下葺きは除去して、既存屋根構面の上に上段屋根と同じく12mm構造用合板を貼ります。

 

 

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改良ゴムアスファルトルーフィングを敷く前に、樋受けを取付けます。

こちらは屋根構面に取付けるタイプで、足場が必要としないので足場を掛けられない場所では、大変重宝します。

 

 

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こちらも上段屋根と同じく改良ゴムアスファルトルーフィングを下葺きします。

 

 

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上の写真の白いシート状のものは、ペフと呼ばれるものです。

厚さ4mmのスポンジ状のシートで、断熱性・緩衝性があります。

断熱性で言えば、スーパーガルテクトに裏貼りされた断熱材には劣りますが、この部位に使用する屋根材には断熱材が裏貼り出来ないため、先に屋根に敷いて置く事になります。

従って、余り厚みのある断熱材は使用出来ません。施工性との兼ね合いでこの製品を採用しました。

また伸縮性・追従性に優れていますので、板金屋根特有の降雨時の音鳴りを軽減出来ます。

 

 

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こちらが嵌合式立平葺きです。

上段の屋根に葺いたスーパーガルテクトが横に屋根材を継いで葺き上がっていくのに対し、この屋根材は水下から水上(軒先から棟まで)を1スパンとし、横に並べて葺いていくタイプです。

葺き方向が横となるため、正反対のタイプの屋根材となります。

この立平葺きを使用する最大の理由は、緩勾配に適しているからです。

通常一つの建物の複数箇所の屋根は使用する屋根材を統一して葺きますが、緩勾配の屋根が混在すると、屋根材を変えなくてはいけません。

屋根材には、適応勾配というものがあり、緩勾配で瓦や横葺き材を使用しますと雨漏りしてしまいます。

日本瓦は通常4/10 金属横葺きで3/10が最低限必要な勾配と言われております。

*各瓦メーカーや建材メーカーの創意工夫により上記以下であっても使える製品はあります。

 それに対しこの立平葺きは100/5から使用出来ますので、この様な緩勾配屋根に適している

 訳です。

 

 

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嵌合式立平葺きも完了しました。

屋根の形状も凹状の部分もあり、複雑な形状では有りましたが綺麗に収める事が出来ました。

 

 

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雨漏りの修繕工事として、屋根も樋も新調させていただき綺麗になって私共も大満足です。

雨漏りが止まる事は勿論ですが、工事をしていただいた事で快適性が増すなどの付加価値があり、また最新の超高耐候性ガルバリウム鋼板で屋根を覆えた事で長期メンテナンスフリーを実現出来ました。

 

O様 この度は工事をご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

 

西京区 M様・T様・H様邸 屋根カバー工法での葺き替え工事


西京区でM様・T様・H様 三軒続きで屋根カバー工法にて葺き替え工事をさせていただきました。

こちらは小区画の分譲住宅で築20年超の木造3階スレート屋根葺きです。

昨年の台風により被害に遭われ、お問い合わせいただき、工事をさせていただきました。

 

 

 M様邸

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       before                after

 

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       before                 after

 

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       before                 after

 

 

 T様邸

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       before                 after

 

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       before                 after

 

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       before                 after

 

 

H様邸

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       before                after

 

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       before                 after

 

 DSCN3419 IMG_4980

       before                 after

 

 

 

 ~ここよりM様邸の施工事例のご案内です。~

DSCN3357 IMG_1058

屋根は全体的に相応の経年劣化を感じさせ、化粧薄物スレートの表面は塗料の劣化により、粉吹き現象(屋根材の表面が少しずつ剥離して粉をまぶした様になる現象、飛来や雨により堆積した土埃と合わさり、滑って屋根上を歩けなくなることもあります。)が確認されました。

新築時は黒・ブラウン・緑・青等とカラーバリエーションがあるため屋根を彩りますが、経年劣化すると殆どこの様な色となり見分けが付かなくなっていきます。

 

 

DSCN3340 DSCN3348

       写真①                写真②

 

DSCN3343

       写真③

 

写真①

台風による被害箇所です。

薄物スレート瓦を棟(屋根の頂上部)まで葺いた後 棟笠木(三角の板金役物 屋根の天辺を覆う板金)を取り付けますが、その前に木下地を取付けておきます。

そこへ釘で板金を留め付ける訳ですが、釘の留め付ける数が少なかった事 また留め付け釘がスクリュー状になっていなかった事、それらが起因となり、昨年の台風でこの様に板金がめくれ上がってしまった訳です。

釘の胴部がスクリュー状になっている事が重要で、木下地は屋根に取付けられた後そこで乾燥していきます。

その際に伸縮しますので釘を押し出してしまいます。そして徐々に緩んでいき台風などの強い風が吹けば今回のようにまくり上げられてしまう訳です。

 

写真②

写真①の拡大写真です。

 

写真③

所々瓦が割れていました。

この瓦割れの現象は、施工後 製品自体から起因するもの、例えば誰かが屋根を歩行して踏み割ったもの等々ありますが、屋根の施工時施工者によるものも多く見受けられます。

勿論意図的にでは無く、施工者も気付かないうちにです。

薄物スレート瓦は一枚当たり約5.5mm程の厚みしかありません。

二枚重なった所で12mm程度です。この5.5mmのスレート板を葺き重ねていくわけですが、その施工途中で踏み割れをおこしてしまう訳です。熟練した職人なら違和感に気づき、貼り替えるのですが未熟な者は気付かずそのまま貼り進めてしまうのです。

割れたと言っても真っ二つなれば未熟者でも気付きます。

スレート瓦の裏面にひびが入るのです。ですので表面上は割れている様には見えません。

そして施工後 瓦が温度・湿度等の影響を受け伸縮を繰り返すうちに完全に割れてしまうのです。

ローコスト建材の宿命なのかも知れません。

 

 

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       写真④                写真⑤

 

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       写真⑥

 

写真④

重ね葺きカバー工法ですので、次の屋根材の役物(こちらは軒先水切です)も既存屋根の上から取り付けます。

 

写真⑤

不要となる既存の役物(板金やそれの木下地)は撤去します。

 

写真⑥

防水シートを既存の屋根材の上に直接貼っていきます。

 

 

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       写真⑦               写真⑧

 

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       写真⑨

 

写真⑦

屋根材を葺いていきます。

軒先から棟に向かって本体を貼っていきます。

 

写真⑧

屋根材を棟まで葺き上がるまでに、棟の頂上に開口部を設けます。

これは弊社がこのスーパーガルテクトシリーズでの葺き替えの際に取付けをおすすめしております換気棟の排気口となります。

夏場の屋根からの熱せられた、屋根裏に溜まった熱気を放出させる開口部です。

時々 この部位からの雨漏りを心配されるお客様もおられますが、弊社の持つ数百棟以上の施工実績で一度の雨漏りをも引き起こした事はありません。

安心してお使いいただけます。

 

写真⑨

設けた開口部に水切を取り付けます。

板金で立ち上がりを付けるため、万が一棟の内部に雨水が浸入してもここで堰き止めます。最後の砦と言うところです。

 

 

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       写真⑩                写真⑪

 

写真⑩

先程開けた開口部を取り囲むように、木下地を取り付けます。

これが棟板金の下地となります。

 

写真⑪

棟際まで屋根材を葺き上げました。

 

 

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       写真⑫                写真⑬

 

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       写真⑭

 

写真⑫

見づらいですが、棟の木下地とぶつかる所は20mmの立ち上げを施し20x20mmのスポンジ状のシーラーと呼ばれるものを貼り付けます。

棟際は二重の防水処置を施します。

 

写真⑬

真横から見た状態です。

 

写真⑭

換気棟取付位置に捨水切を取り付けます。

この様に何重にも防水処置を施します。

屋根に穴を開ける訳ですから、あらゆる可能性を想定して万全の施工をしなくては成りません。

一つでも手落ちがあると、雨漏りをしてしまいます。

最も神経を使う工程となります。

 

 

IMG_1185

大屋根が完成しました。

 

 

IMG_1136 IMG_1150

続いて下屋根の施工に移ります。

まずは壁際の既存水切を除去して、ゴムアスファルトルーフィングを敷き込みます。

 

 

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後の手順は大屋根と同じです。

右が仕上がりの写真となります。

 

 

~ここからはT様邸の施工事例のご紹介となります。~

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       写真⑮                写真⑯

 

DSCN3353

       写真⑰

 

写真⑮⑯

昨年の台風20号の襲来により、棟板金の一部が飛散してしまいました。

これは被害に遭われた直後の写真です。

棟の木下地を見ますと、細い木が両端に一本ずつ打ち付けてありますが、何とも心もとない感じです。カラーベストの棟下地はこの様に仕上げた屋根材の上に材木を直に取り付けます。従いまして外部からの湿気等の影響をまともに受けてしまいます。

勿論劣化腐れも早く、こういった被害が発生し易くなってしまいます。

飛散した板金はすぐに回収され、人的・物損的被害も無かったのが幸いです。

 

写真⑰

幸い飛散した板金役物は、一箇所で他の所は大丈夫でした。

 

 

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工事に掛かり、まずは防水シートを敷き込みます。

後T様邸も換気棟を取付けさせていただきました。

 

 

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       写真⑱               写真⑲

 

写真⑱

壁際の処置の写真ですが、壁際に木下地を取付け、捨水切を仕込みます。

その後屋根材を葺いていきます。

 

写真⑲

仕上げは板金で覆い、端部にシリコンコーキングを打ちます。

板金が壁に対して後付けになるため、水の侵入口を塞いでしまいます。

 

 

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       写真⑳                写真㉑

 

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       写真㉒                写真㉓

 

写真⑳

T様邸の屋根の形状は寄棟と呼ばれる形状で、屋根が三角面や台形面で構成されております。

棟もこの様に組んでいきますが、施工の手順は切妻屋根と相違ありません。

 

写真㉑

捨水切の取付け

 

写真㉒

棟平部との接合

 

写真㉓

換気棟本体の取付け

 

 

~さらにH様邸の施工事例をご紹介致します。~

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H様邸は幸いにも今回の台風の被害には遭われませんでした。

但しカラーベストの一部が大きく割れてずり落ち、下葺きのルーフィングが見えておりました。

原因は不明で、何か飛来物が衝突したのか アンテナ工事の際に踏み割れがあったのか、もしくは新築工事の際の施工時の踏み割りがあったのか、ここまで大きく割れていると考えられる理由はその位ですが、複数箇所有りました。

もうメンテナンスの時期も来てましたので同じくカバー工法で葺き替えをさせていただきました。

 

 

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右の写真をご覧いただきますとよく分かりますが、新築当時は黒かったカラーベストが白っぽくなっております。

これは色褪せでは無く、カラーベストの塗装の下の素地(スレート素地)が露出していることに他なりません。

 

 

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施工の手順等はM様、T様邸と全く一緒ですので、割愛させていただき大屋根が仕上がりました。

H様邸にも換気棟を採用させていただきました。

 

 

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こちらは下屋根の仕上がりです。

 

 

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       M様邸                 T様邸

 

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       H様邸

 

今回はこの様に3戸続きで屋根をカバー工法にて葺き替えさせていただきました。

小区画の分譲住宅で、建った時期もほぼ同時であり、屋根の傷み方も同様でありました。

築22~3年目で屋根のメンテナンスをしていただき、この先お屋根に関しましては安心してお過ごしいただけます。

M様 T様 H様 この度は弊社に工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。

下京区 N様邸 外装改修工事


下京区にお住まいのN様より屋根葺き替え工事をメインとした外装改修工事をご依頼いただきました。

工事の内容はカラーベストで葺かれている大屋根・下屋根を、カラーベストを撤去して(株)ケイミューのルーガ鉄平で葺き替える屋根工事と、外壁サイディングの目地等のシーリング打ち替えと外装塗装工事です。

いずれも雨漏りの修繕・修理といったものではなく、これから先を見据えられてのメンテナンス工事として計画をお立てになられ、弊社を工事店としてお選びいただきました。

現場調査の結果、屋根は相応の経年劣化が認められ、屋根材の浮き・割れ・スレート生地の露出(表面塗装の劣化による)が随所に見られました。

外壁サイディングのジョイント目地のシーリングも亀裂が多く見受けられましたので打ち替えが必要との判断になりましたが、サイディングボード自体は24年程経った今も殆ど傷みが無く、表面の艶も大袈裟ではなく新築当時とほぼ変わらないのでないかと思われる程艶やかに輝いていました。

これは、当時出始めの最高級サイディングボードで表面に無機塗装が施してある製品を採用されてたためで、ここまで耐久性があることに大変驚きました。

この分ですと、まだまだ高耐久性を発揮してくれそうです。

勿論現在もハイクラスサイディングボードとして、無機塗装 光触媒 フッ素コーティングなどのバリエーションを揃え、各メーカーより販売されております。

サイディングボードに塗装の必要がない事が判明したため、あと外装塗装と言えば破風板や雨樋、軒天と言った所になります。

また、使用するシーリング材は極力壁の色調に近いものを選び施工させていただきました。

 

 

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シーリング打ち替え後の写真ですが、サイディングボードは24年も経過してるようには見えません。

 

 

ここからは各所のbefore・ afterの写真となります。

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

 

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       before                 after

 

 

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       before                 after

 

 

~ここからは施工写真となります~

 

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       写真①                 写真②

 

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       写真③

 

N様邸の屋根工事に際しまして、既存屋根材(カラーベスト)は撤去処分する事となりました。

葺き替え後の屋根材がルーガ鉄平で、軽量断熱金属屋根材(スーパーガルテクト等)でない事(スーパーガルテクトを使用する際は殆どがカバー工法で施工します)、ルーガ鉄平でもリジュー工法と言うカラーベストを撤去せずに施工を行うカバー工法はありますがN様のご要望で撤去後、葺き替えとさせていただきました。(写真①)

北面に採光用の小屋根(私共は鳩小屋と呼んでおります)が設置されております。

三角形のガラスが組み込んでありますが、殆ど日光を採れておらず、また屋根の形状を複雑にして雨漏りを誘発し易くなっております。

あと夏場は室温の上昇を招きやすく、最近ではこの様な小屋根や天窓は葺き替えを機に撤去して欲しいとのご要望が多くなっております。(写真②・③)

 

 

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開口部だった所に垂木を掛け、12mm構造用合板を貼りました。

 

 

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既存カラーベストと既存板金役物を全て撤去して、ゴムアスファルトルーフィングを敷きます。

 

 

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大屋根・下屋根共に急勾配のため、瓦は桟掛け工法にて施工します。

これは屋根構面に樹木もしくは合成樹脂の桟を打ち付け、そこに瓦を引っ掛け釘留めする工法です。

勾配が3/10~6/10の場合は直接屋根構面に瓦を釘留めする事も出来ます。

いずれにせよメーカーの施工マニュアルに従って施工を進めていきます。

 

 

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いよいよ瓦葺きです。

ここまでは役物の取付けや墨出し、桟打ちなどの準備に時間が掛かりなかなか進んだ気がしませんが、ここからは一気に屋根が葺けて行きますので目に見えて完成へと進んでいきます。

 

 

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屋根裏(小屋裏)の換気を促す換気棟と呼ばれる部材を取り付けます。

夏場 容赦なく照りつける太陽により、小屋裏の温度はどんどん上昇していきます。

勿論それは室内に伝達され、日が落ちてもなかなか温度が下降しません。

そこで換気棟を取り付けますと、熱せられた空気が上昇する性質を利用して外部に自然換気を促します。空気を循環させる事により、少しでも室内温度の上昇を抑制させるシステムです。

弊社では換気棟の取付けを積極的にお奨めしております。

屋根に穴を開ける事に抵抗を感じられる方もいらっしゃいますが、各メーカー漏水事故が起こらぬよう度重なるテストの上販売しておりますし、弊社におきましても今まで取付けさせていただきました屋根で一度の漏水事故も起きておりませんので、ご安心してお使いいただく事が出来ます。

 

 

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換気棟の板金役物を取り付けて棟を被せていきます。

 

 

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大屋根の葺き替えが完了しました。

 

 

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続いて下屋根の工事に取り掛かります。

ここも大屋根同様カラーベストを撤去します。

 

 

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ゴムアスファルトルーフィングを敷きます。

ここで大事なのが壁際の処理です。既存の壁水切りを撤去して、壁の一番奥まで防水シートを差し込みます。こうする事により万が一壁から雨漏りしてもこの防水シートが建物内への浸水を防いでくれます。

葺き替えにおきましてはこの壁際の処置が最も重要なポイントになります。

また葺き替え工事の最中に発生する漏水事故で一番多いのがこの壁からの雨漏りです。

 

 

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下屋根の工事も完了しました。

この下屋根の葺き替えで、葺き替え前と後とで決定的に違うのが壁の仕舞いです。

葺き替え前は壁の内側に水切りが入っています。しかし葺き替え後は壁の外側に水切りを取り付けます。

つまり新設した水切りは壁の外部からの浸水は防げますが壁を抜けて入ってきた水には対応が出来ません。

従って先程のゴムアスファルトルーフィングの下葺きが砦となります。

屋根は二重の防水システムと考えます。表に見える屋根材が一次防水で、その下に敷き込んだ防水シートが二次防水となります。瓦などは屋根の内部に雨水の浸入が100%無いとは言い切れません。

また屋根の内部で結露や霜が発生する事もあります。このため二次防水が非常に重要になってきます。

 

 

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建物に付随する下屋根とはまた別に続きの離れも葺き替えました。

 

 

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       写真①                写真②

 

一部片流れの屋根がありましたが、壁が立ち上がってパラペットになっていました(写真①)

収まりが悪い為、立ち上がりを切断して屋根構面を揃えます。

スッキリとしました。(写真②)

 

 

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       写真①                 写真②

 

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       写真③

 

写真②と写真③は母屋と離れの取り合う谷部の写真ですが、屋根の途中で谷芯が変わる変則的な形状になっていました。

各方向から水が寄って来る部位で雨仕舞いには特に気を付けます。

 

 

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先程パラペットから造り変えた部位に瓦を葺いていきます。

ここに一ヶ所換気棟を取り付けました。

 

 

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離れの屋根も完成しました。これで工事は足場の解体を残し、全て完了です。

 

 

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弊社では、足場を掛けての工事におきましてはこの様なシートを掛けさせていただいております。

またこのブログをお読みいただいております皆様の御近所でお仕事をさせて頂く事があるかも知れません。

その時はどうぞ宜しくお願い致します。

 

最後にN様 この度は工事をご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。

屋根塗装の際はご用心を 中京区 K様邸 屋根改修葺き替え工事


中京区にお住まいのK様より 屋根葺き替え工事をご依頼いただきました。

既存屋根材がカラーベストであったため、カバー工法でアイジー工業スーパーガルテクトFでの施工を御提案させていただきました。

現在このカバー工法が広く認知されて来ております。

カバー工法とは、既存屋根材(カラーベストやアスファルトシングル材等)を撤去せずに上から金属屋根材を葺く工法です。(金属屋根材に限りません。一部軽量セメント瓦も施工可能です。ケイミュー(株)ROOGA等です)

本体が非常に軽いため重ね葺きをしても建物に負荷を与えません。

現行の建築基準法に沿って建てられた建物ならまず問題ありません。(極端な違法建築物は除外とします)

既存カラーベストと軽量金属屋根材の重量を合わせましても許容範囲となります。

また断熱性が向上するなどのメリットも付加されます。

既存屋根の劣化または損傷等が原因となる雨漏りの場合は殆ど補修や修繕、葺き替えとなります。

但し今後を見据えてのメンテナンスとなりますと、屋根塗装も選択の一つとなります。

 

 

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K様邸の屋根に塗装が施されていました。

一見すれば綺麗に塗られていますが、塗装をした後から雨漏りが始まりました。

原因は屋根材の重なり部が塗料で目詰まりを起こし、本来排出されるべき雨水や結露水が屋根内部へと逆流して釘孔などから漏れていたのです。いわゆる縁切りが施されていなかったのです。

縁切りはスレート薄物屋根塗装の際、重要な工程となります。

雨漏りを引き起こし兼ねないためです。カッター等で塗装を切るか、タスペーサーと呼ばれる器具を差し込むか、いずれかの処置が必要となります。但し塗装前のカラーベストが反っているなどの現象により3~4mm程度隙間があればこの限りではありません。要は水の抜け道を確保する事なのです。

さてこのタスペーサーとは一体どの様なものでしょうか?

下の図をご覧ください

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上の図をご説明致しますと、右下の絵図は屋根の断面となりますが、カラーベスト屋根は軒先より棟に向かって葺き重ねていきます。(どの様な屋根材も同様ですが)

すると上の図の様になります。

屋根材が重なり合う部分が必ず発生します。

この部分の処置が屋根塗装において重要なプロセスとなります。

重なり合う部分の表面が全て塗装で覆われますと、水の抜け道が確保されずに行き場を無くした水は逆流します。

そして室内への雨漏りへと繋がっていきます。

また屋根全体が塗装で覆われますと、屋根材と野地の通気が無くなり湿気の抜け道が無くなります。すると野地板の傷みが早くなってしまいます。

しかし上の図の様に器具を差し込み、水の抜け道を確保してやると素直に下へと落ちていきます。

タスペーサーとは水の抜け道を作り出す器具なのです。

今回工事に際しまして換気棟を取り付けました。

ここから湿気を逃がしてやる事が出来ます。

 

 

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このように雨漏りしておりました。

 

 

~ここからは工事のご案内となります~

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        写真①                写真②

 写真①

まず不要な既存屋根の板金役物を除去します。

高さなどにより、収まりが悪くなるためです。

 

 写真②

次に新設屋根材の板金役物を取り付けます。

既存屋根材は撤去しませんので、直接既存屋根に取り付けます。

 

 

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        写真③                写真④

 写真③

ゴムアスファルトルーフィングを敷いていきます。

これは万が一新設屋根材より屋根内に雨水が入ったり、屋根内に結露水が発生した場合、新設屋根材を留め付けるビス孔などからの雨漏りを防ぐ二次防水の役割を果たします。

 

 写真④

屋根材を葺いている経過写真です。

屋根材はこのように軒先から棟に向い葺いていきます。

また横方向に屋根材を繋げていきます。

 

 

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少しでも夏場の3階の部屋の暑さを和らげるために換気棟と呼ばれる部材を取り付けます。

屋根の棟部に開口を開け、そこから自然換気させるシステムです。

現在 高気密・高断熱工法を取り入れている新築物件では多くの屋根に採用されています。

勿論、そこから雨漏りが発生しないように設計されています。

弊社でも数百棟以上の施工実績がありますが、一件の漏水事故もございません。

安心してご使用いただけます。

 

 

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大屋根の工事が完了しました。

棟部に少し突起したものが見えますが、これが換気棟です。

屋根の色はブラックをお選びいただきました。

京都市内は景観条例により屋根の色も厳しく制限されている地域があります。

もっとも厳しい地域においては和瓦、もしくは銅板葺きのみ使用可といったところもあります。

K様邸の地域もグレーかブラックのみ使用可との事でございました。

 

 

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こちらは下屋根の写真です。

大屋根と同様の屋根材、色で施工させていただきました。

 

 

 ~ここから内装工事のご案内です~

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        写真①                写真②

内装工事もご依頼いただきました。

既存天井下地はベニア貼りでしたので、12mmプラスターボード(石膏ボード)に貼り替え、クロスを新調しました。

 

 写真①

既存クロスを捲りますと、ベニアに広範囲に染みが確認出来ました。

 

 写真②

ベニアを捲り、天井断熱材(グラスウール)を撤去します。

すると室内から屋根の野地板の状態が確認出来ました。

野地板には染みが確認出来ます。但し腐蝕の度合いで言いますと貼り替えを要する程の傷みとは言い難く、新設屋根材の留め付けビスの引き抜き強度も充分と言えるレベルです。

但し目視のみの判断となるため、屋根材を留め付けるビスは垂木ピッチで打ち込みます。

垂木は健全であったため、ビスは既存野地板を貫通し垂木まで届くようにします。

これにより、更なる強度を確保します。

 

 

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        写真③                写真④

 

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        写真⑤

 写真③

天井断熱材を新設します。

 

 写真④

天井にボードを貼ります。

 

 写真⑤

クロスを貼ります。

これで雨漏りの跡はすっかりと消え、気持ちよくお過ごしいただけます。

また換気棟を取付け、天井断熱材も一新しました。

快適性は向上したと思います。

 

 

 屋根、内装工事が終わった後、外構工事もさせていただきました。

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外壁とブロック塀の間にモルタルを打設して、犬走りとしてありましたが凹状になるため勾配が悪いと水が溜まります。

そのため基礎部に水が廻り、土台(木部)を傷めてしまいます。

改修方法として、凹部をモルタルで埋めてしまい少し勾配を設け、その上にウレタン防水塗膜を施しました。

ウレタン防水塗膜は塗装工事でなく、防水工事となります。

密着性を高めるため専用プライマーを塗布しウレタン塗膜を二層塗り重ねます。その上にトップコートで仕上げます。

ビルの屋上などの防水工事に用いられる工法にて施工させていただきました。

これで大切な家の土台・柱を守る事が出来ます。

 

 

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 施工前写真

写真に写る緑色は藻やコケの類いです。

水はけの悪さが伺えます。

 

 

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 施工後写真

モルタル充填後、防水を施した後です。

少し勾配を設けたため水は溜まりません。

今後メンテナンスとして5年~10年内にトップコートの塗り替えは必要となりますが、土台・柱の腐食はこれで防げます。

 

屋根工事、外構工事をご依頼いただきましたK様 この度は誠にありがとうございました。

 

宇治市 F様邸 リノベーション工事のうち屋根葺き替え工事


Style House(株)様のF様邸 リノベーション工事に参加させていただき、屋根葺き替え工事をさせていただきました。

Style House(株)様が得意とされているフレンチハウスへのリノベーション工事で、オーナーF様のご要望により本物のフランス瓦をご採用いただきました。

イメリスTC社の瓦で、京都府では弊社のみの取り扱いとなっております。

オメガ10と言う商品で大きな半筒状の形状が特徴的です。

また大変硬く凍害に強い瓦で、東北地方の寒冷地でも使用出来ます。

この瓦の産地はフランス東部で、寒い土地から掘り出された粘土から作られる瓦は寒さに強いのです。自然の摂理でしょうか。

ただもうひとつ特徴的な事はこの瓦が非常にカラフルに焼き上がると言ったところです。

エンゴベと呼ばれる化粧土を用いて焼かれる訳ですが、特殊製法により無数の色彩を表現できます。

フランス瓦と言えば南欧のイメージですが、実は寒い土地で生み出されてたのです。

 

 

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この瓦は傾斜のきつい屋根によく映えます。

現に欧州の屋根は急勾配の屋根が多いのです。

白い外壁にブルーの飾り窓 そして大きな半丸状の素朴なカラフルな屋根

ナチュラルフレンチハウスの王道です。

 

 

~内装もご紹介したいと思います~

藤田様邸 1 (005) 藤田様邸 2 (005)藤田様邸 3 (005)

ナチュラルな色調と木目のウッドフロアにヨーロッパ漆喰で塗られた壁 繊細で美しいアイアンワーク 微かにエイジングが施された木窓 愛らしいモザイクタイル そして優美なシャンデリア

眺めていれば時が経つのを忘れてしまう程素敵なお部屋です。

内装外装とも美しいフレンチハウスに生まれ変わりました。

ご興味のある方は是非 Style House(株) Website www.plusstylehouse.comを訪れてみて下さい。

 

 

~ここから施工工程です~

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リノベーション前の屋根はごく一般的なセメント瓦です。

リノベーション後の屋根はカラフルに彩られた瓦に黒く煤の様な模様がありますが、これも瓦が焼かれた際に出現する模様で、自然発生し作為的なものでは無いそうです。

 

 

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鳩小屋と呼ばれる小さな屋根も同じ瓦で仕上げます。

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既存のセメント瓦を撤去します。

 

 

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オメガ10の最大の特徴はこの半丸の袖瓦(けらば瓦)にあります。

この様な丸い形の袖瓦は私の知る限り国産瓦には無く、また輸入瓦でも殆ど見かけません。

この独特のフォルムが屋根に可愛らしい印象を与えます。

 

 

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色とりどりの瓦が並んでいきます。

 

 

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地瓦を葺き上げ、棟部に屋根用漆喰を詰めていきます。

そして最後に冠瓦を被せます。

 

 

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下屋根も施工していきます。

作業の手順は同じですが、壁に瓦が突き付くため水切りを被せます。

 

 

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間近で見れば良くわかるのですが、この瓦は一枚とて同じの物はありません。

同色に見えても微妙に色調が違ったり、模様の入り方が違ったりと陶器瓦の魅力を余すこと無く発揮しております。

セメント瓦の様に塗装が施された物では無く、土と火が織りなすハーモニーであり、瓦葺きの際はその魅力を最大限引き出せるようカラーシャッフルを施していきます。

 

 

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素敵なフレンチハウスにリノベーションされました。

リノベーションの定義は以前の住宅に増して性能を高める事です。

瓦の葺き替えも例外でなく、住宅の高性能化に貢献しております。

意匠的な所に目が行きがちですが、硬く丈夫で凍害に強いこの瓦は断熱性にも優れております。

 

最後にこの瓦をご採用いただきましたStyle  House(株)のチーフデザイナー中山様

オーナーF様 誠に有り難うございました。

京都市 F様邸 雨漏り改修屋根葺き替え工事


京都市 F様邸の屋根工事をご依頼いただきました。

 

左の写真はアスファルトシングル材で葺かれた既存屋根です。

アスファルトシングル材とは、アスファルトを主な原料とし成形された薄く柔軟性に富んだ基材に微細に粉砕した天然石を表面に癒着させた屋根材です。

特徴として、柔らかく屋根構面の形状に馴染みやすいのでアール屋根(半円形)等の丸みを帯びた屋根形状などに適しています。

但し、全ての屋根材に長所・短所がある様に短所はこちらの材料は経年劣化により表面の石が剥離して雨風に流され落ちていきます。

そして屋根の基材となるアスファルト材も風化していきます。

 

 

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       写真①                 写真②

 

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       写真③                 写真④

 

 写真①

 工事着工前の写真です。この面が雨漏りしていました。

写真②

 軒先の劣化が激しく、表面に土が堆積してコケ類が付着しておりました。

写真③

 足で踏みつけている所は下の野地板まで水が廻り、ブカブカしておりました。

写真④

 もはや既存の屋根材は原型をとどめておらず、留め付けの釘の頭や下葺き材が所々露出しております。

 

 

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こちらは反対面の屋根の写真です。パラペットと言う形状になっています。

軒先が見えない様になっています。主に店舗などによく見られる形状です。

壁が真っ直ぐ立ち上がりますので、正面から見ますとスッキリとした印象を与えます。

また看板などを設置し易いのも特徴の一つです。

但し屋根の内側にも壁が出来るため板金で雨水を集めて外部に排出させる必要があります。

これが谷樋、もしくは箱樋と呼ばれます。

築年数から推測しますと、写真の谷樋はいわゆるブリキ板で作られています。

現在のガルバリウム鋼板はここまで錆びる事はありません。

表面の塗装が飛躍的に進歩しているからです。

錆が進行すればいつかは孔が開き、雨漏りが発生する訳です。

また雨風により流されたシングル材の石粒がここに堆積して更に水の流れを悪くします。

 

 

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複雑に入り組んだ部位の収まりの写真です。

隣り合う屋根で流れ方向が異なる面がぶつかり合う(クロス状になる部位が発生する)ところが、最も雨漏りが起こりやすいところです。

両方から流れて来る雨水をいかに上手く逃がしてやるかがポイントとなります。

京都市内の住宅密集地ではこの様な収まりになるケースが多く、屋根工事店の技量が問われる所でもあります。

 

 

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谷樋の落ち口周辺の写真です。

孔が開いているのが確認出来ます。

ここも最も傷みやすくまた雨漏りしやすい部位と言えます。

 

 

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本工事では既存屋根材を撤去せずに上から12mm構造用合板を貼りました。

立地上撤去・搬出が難しい事と既存野地板の劣化が著しいため、新設屋根材のビス留め付けの野地板が必要となるためです。

幸い調査の上垂木は健全であったため、新設野地板はしっかり垂木に留め付ける事が出来ました。

 

 

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二次防水となるゴムアスファルトルーフィングを下葺きします。

 

 

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谷樋も撤去せずに上から新しい谷樋を被せます。

 

 

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金属同士が重なると、隙間に結露が生じます。

防水透湿シートなどで絶縁する事により、結露を防ぎまた生じたとしても結露水は既存落ち口より外部に排出されます。

 

 

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新しい谷樋を被せます。

 

 

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今回の工事ではアイジー工業スーパーガルテクトCを採用しました。

軽量で断熱性に優れ、遮熱性樹脂塗装を施して長期メンテナンスフリーを可能とした屋根材です。

 

 

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屋根材を施工していきます。

 

 

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工事が完了しました。

弊社はこの軽量断熱金属瓦による施工を得意としております。

どの様な複雑な屋根形状でもまた複雑な収まりでも、ご安心してお任せください。

また京都市内特有の密集地での狭所工事なども得意としております。

そこが地元密着型施工工事会社の強みと自負しております。

屋根材も和・洋瓦から金属瓦までと幅広く施工致します。

 

最後にF様 工事をご依頼いただきまして誠にありがとうございました。

西京区 S様邸 耐震改修屋根工事


西京区にお住まいのS様より、京都市の耐震リフォーム支援事業の助成金制度を利用した屋根葺き替え工事をご依頼いただきました。

この制度はある一定の条件を満たした建物に対して耐震化工事を行うと、京都市より助成金が給付される制度です。

条件の一つに昭和56年以前に建てられたものである事と有ります。

この年代以前に建てられた家の屋根の多くが土葺き瓦によるものであり、屋根の軽量化・屋根構面の強化が耐震化にとって重要なポイントとなります。

そのため例えば土葺き瓦から軽量金属瓦などに葺き替えをしますと最大30万円の助成金が給付されます。

屋根の面積や形状、葺き替えに使用する屋根材などの条件により異なりますが、多くの方が工事費用の約1/3、また面積などにより半分以上が助成金でまかなえたと喜んでいただいております。

制度発足後、京都市民の方々には徐々に周知されてきてはおりますが、まだまだご存知ない方も多いのが現状です。

当社ホームページをご覧になられて初めて知ったと言う方も多く、お一人でも多くの方にこの制度を活用していただきたいと常々思っております。

尚、制度を利用するには申請手続きが必要となりますが、当社では申請を無料にて代行致します。

全てお任せ下さい。

 

 

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        before                after

 

 

 

~ここから工事のご紹介です~

 

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工事前の写真です。

青い瓦の中央部に見えますのが谷と呼ばれる部位ですが赤錆による腐蝕が進行しております。

S様邸は建て増しにより二種類の瓦で屋根が構成されておりました。

グレー瓦の写真はいぶし瓦で葺かれています。

 

 

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        写真①                写真②

 

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        写真③

 

写真①

青い瓦が欠けていますが、これは凍割れと呼んでおり方角で言う屋根の北面に多く見受けられます。

これはまだ軽微なケースですが、深刻なケースの場合は瓦が完全に割れて雨漏りします。

原因は瓦に含まれる水分が低温により膨張して割れると考えられております。

瓦の表面がそげる様に割れるのが特徴と言えます。

 

写真②

地瓦のズレです。ズレ落ちが大きい程、瓦の重ねが少なくなり雨漏りのリスクが高まります。

瓦を突き上げての応急処置も可能ですが、根本的な対策とはなりません。

瓦のズレは下の葺き土の劣化が原因となるため、葺き土の入替えが必要となります。

一昔前、ラバーロック工事商法というものが跋扈しました。いわゆる悪徳商法です。

瓦のズレを直すには、本来ならば葺き土の入替えなどの処置が必要ですが、瓦の施工技術も知識も持ち合わせていない者達がシーリング材で瓦同士を緊結させる安易な工法に飛びつきました。

そして「瓦の葺き替えに比べて安い・工期が短い・数十年間大丈夫」などと謳い、材料費や人件費に見合わない法外な請求をして一時、社会問題ともなりました。ましてや素人が水の抜け道などの知識も無く施工したため、雨漏りさせる事故を多発させた様です。

ラバーロック工法も水のプロが施工すれば問題ありませんが、施工業者の選定が必要となります。

 

写真③

大棟同士がTの字になる接点部で漆喰の劣化により、開口が見られます。

今回の工事は、耐震化を図ると同時に雨漏りの修繕も兼ねてご依頼いただきました。

耐震化工事におきまして、申請時に雨漏りの有無は問われません。

言い方を変えますと、突然屋根から雨漏りしだしても、条件が合えば申請が出来ますので費用のご負担が大幅に削減出来ます。

 

 

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瓦の撤去に取り掛かります。

屋根に大量の葺き土が載っています。

この葺き土を除去する事が屋根の軽量化の目的となります。

屋根の葺き替えに使用する瓦は日本瓦でも構いません。ただし葺き土を使用しない瓦桟工法での施工となります。

日本瓦から日本瓦への葺き替えになろうとも、葺き土の重量分の軽量化が成されれば耐震化される訳です。また京都市内には風致地区や景観条例により厳しく規制を受けて日本瓦しか葺けない地区のある為、瓦葺きも認められています。

 

 

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葺き土の撤去が完了しました。

 

 

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既存下葺き(薄木片葺きや塩ビシート葺き)も除去しますと既存野地板が出て来ます。

 

 

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既存野地板の上に12mm構造用合板(コンパネ)を貼ります。隙間無く敷き詰め、釘やビスで緊結します。

この工程も耐震化にとり非常に重要な工程です。そのため屋根の軽量化とは別に助成金対象工事となっており、屋根構面の強化と言うメニューで最大10万円の助成金が給付されます。

先程の屋根の軽量化が最大20万円の助成となりますので、計最大30万円の助成を受ける事が出来ます。

 

 

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12mm構造用合板の上に防水シートを貼ります。

ゴムアスファルトルーフィングと呼ばれる物で釘やビス穴のシール性が大変優れています。

シール性と言うのはこのシートに釘やビスを打ち込み、その穴からの浸水を止める性能の事でシール性が無ければ下葺きに使えません。

 

 

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雨樋も取替えします。足場の無い所なので屋根面からの先付け吊り下げ式の金物を取り付けます。

 

 

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屋根材の取り付けに掛かります。

S様邸には軽量断熱金属瓦アイジー工業スーパーガルテクトを採用致しました。この屋根材はSGL(超高耐久ガルバリウム鋼板)を基材にした断熱フォーム付金属瓦です。

この様な野地板に直接貼る葺き替え工事や新築屋根はもちろんの事ですが、弊社では特にカラーベスト屋根の葺き替え工事にカバー工法としてお薦めしております。

 

 

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S様邸は屋根の形状が寄棟と言われる形をしております。

屋根の形状に合わせて瓦を現場で加工していきます。

左下の写真は谷と呼ばれる部位ですが、この様に収めていきます。

 

 

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棟の辺りまで施工が進みますと、換気棟を取り付ける準備を始めます。

換気棟とは、屋根の頂上にあたる棟に開口して真下の小屋裏の空気を自然換気させる部材です。

この換気棟の説明をその都度御施主様にご説明しますと、多くの方が雨漏りの心配をされますがメーカーにて厳密なテストの上、商品化されています。

弊社におきましても、過去に数百の施工実績がありますが、雨漏りがしたと言う案件は一度もございません。

 

 

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換気棟の取付作業を進めます。

木下地を造っていきます。

 

 

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様々な部材を取付けて換気棟を造っていきます。

右の写真は通常の棟の収まりとなります。

 

 

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大屋根の金属瓦葺き完成です。

最後の写真が換気棟の仕上がりの写真です。

 

 

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こちらは各所の収まりの写真です。

棟同士の取合いや壁の収まりをご覧いただいております。

 

 

 

~こちらからは下屋根の施工のご紹介となります~

 

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工事着工前です。

 

 

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瓦の撤去後の写真です。

 

 

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土を取り除いた後の既存野地板です。

 

 

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12mm針葉樹構造用合板を貼ります。

大屋根と同じ手順で施工をしていきます。

耐震改修助成金対象を利用する上で、注意点がいくつかあります。

大前提となる事項にその建物に付随する屋根は全て耐震化を図らなければならないと言った点があります。つまり大屋根のみの葺き替えや、逆に下屋根のみの葺き替えは対象工事と認められません。そのため、例えば雨漏りの修繕を目的にした葺き替えの場合、大屋根からのみの雨漏りのケースでも下屋根も同時に葺き替え工事を行わなければならないという事になります。

通常どこかしら雨漏りが発生している屋根の場合、傷みの度合いは比例してきますので、助成金を申請して全てを葺き替えるといったケースがほとんどです。

 

 

①

防水シートを敷いていきます。

 

 

②

大屋根と同じ屋根材で施工をします。

完成です。

 

 

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ここは下屋根に有る谷樋の部分です。

屋根の水上から壁に向かって雨水が落ちてきますのでその水を上手く導いてあげなければなりません。壁際で水が溜まり続けると、錆による腐食などで鋼板の寿命を縮めてしまう事になります。

こういった導水が板金仕事の真骨頂だと私は考えます。

板金屋が水のプロと呼ばれる所以です。

 

 

③

最後に壁に水切りを取り付けて完成です。

 

 

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今回の工事では、元々板金で葺かれてる部分は葺き替えをしませんでした。

理由は塗装によるメンテナンス工事で充分だったからです。

左上の写真の様に板金に多少赤錆が発生しておりますが、錆をケレンして落とし、錆止めを一層塗り・鉄部用ウレタン塗料で二層塗りですれば充分にメンテナンスが出来ます。

 

 

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各所に付随する庇がありましたが、これも塗装でメンテナンスしました。

 

 

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こちらはパラペットになった下屋根です。

パラペットとは軒先が壁になった形状の呼称です。

通常は前記の庇同様、塗装をして仕上げますが、工事の際に水を排出させるドレン廻りが腐食している事が判明しました。

対策としまして改修用ドレンというものを差し込む事になりましたが、これは防水工事の範疇となります。

そこで改修用ドレンを取付後、ウレタン塗膜防水をさせていただきました。

塗装に使うウレタン塗料より遥かに防水性能は高く、屋上の陸屋根によく採用される工法です。

 

 

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全ての工事が完了しました。

屋根の仕上がりにはS様にも満足して大変喜んでいただきました。

やはりお客様の喜んでいただけるお言葉が私共の喜びと励みになります。

S様 この度は大切な屋根をお任せいただきまして誠にありがとうございました。

中京区 F様邸 外装改修工事


中京区にお住まいのF様より屋上陸屋根防水部付近より雨漏りがしているとのご相談をいただき、現場調査にお伺い致しました。

調査の結果、既存防水層と外壁との取り合い部や外壁のアルミサッシ窓廻りに数点問題点が見受けられたため、シーリングの打ち替えと外壁塗装、防水のやり替えをご提案させていただきました。

 

 

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     before             after

 

写真は撮っておりませんが、正面の外壁は総タイル仕上げのため塗装は裏側のみとなりました。

施工前・施工後と見較べていただきますと、類似色ですが少し濃い色になっているのがお判りいただけると思います。

雨樋も塗らせていただきました。

 

 

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     before           切り取り作業

 

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        after

 

塗装の前にアルミサッシ窓廻りのシーリングの打ち替えを行います。

既存のシールはカッターで切り取り、除去します。

雨漏りの原因としてシーリングの劣化が疑われたため打ち替えは必須工事となりますが、外壁塗装も家そのものと打ち替えたシーリングを保護し守るため、同時に工事をさせていただきました。

打ち替えたシーリングに塗装をかける事で、紫外線等から表面の劣化を防ぎシーリングの寿命を延ばします。

 

 

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屋上陸屋根部は既存防水の上に自着シートを貼り、その上からウレタン防水をする通気緩衝工法で施工させていただきました。

少し見にくいですが施工後の写真の壁の近くに二本筒状のものが立ってるのが見えます。

これは脱気筒と言いまして、屋上のコンクリート下地などが含む水分により湿気が生じ防水層に膨れが出るのを防ぐ部材です。湿気を外に排出する役目を果たしております。

ウレタン防水工法にはこの通気緩衝工法と密着工法等がありますが、面積の大きい屋上防水は通気緩衝工法でご提案をさせていただいております。

 

 

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施工前はアルミ製のコンクリート架台付手摺りが設置されておりました。

今回の施工するにあたりまして撤去致しました。

 

 

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手摺りが無くなると景色が一変します。

 

 

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板金笠木も取替え、新調しました。

 

 

 

~ここから防水工事の手順のご説明となります。~

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まず始めに既存防水層表面の清掃・ケレンに取り掛かります。

入念に汚れを落とした後、専用プライマーで下処理を行います。

排水ドレン部も防水層の劣化や腐蝕が確認されたため、改修用ドレンを取付けました。

プレート部が鉛で出来ているため既存ドレン部の形状に馴染ます事が出来、後で施すウレタン防水がしっかりと癒着します。

次に自着シートを貼るわけですが、このシートの下を湿気が通るようになっております。

そして脱気筒から排出される訳です。

 

 

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ウレタン主剤は二層塗りを致します。その後最終保護膜のトップコートを一層塗りします。

左上の写真はウレタン主剤の色調、右上の写真はトップコートの色調となります。

皆様が通常ご覧になる防水層の色はこの色ですね。またトップコートはメンテナンスが必要となります。

通常5~6年毎にトップコートを上塗りします。こうする事により防水性能を維持する事が出来ます。

 

 

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防水工事が完了致しました。

 

 

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外壁塗装工事も完了です。

今回のご依頼は屋上陸屋根部と外壁塗装部との取り合いとサッシ廻りのシーリングの劣化による雨漏りの修繕工事でしたが、その他外壁部の塗装やスチール階段の塗装などメンテナンスとして施工をさせていただきました。

お手入れの行き届いた外壁は永く建物を守ってくれる事でしょう。

 

F様 この度は工事のご依頼誠にありがとうございました。

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